人生山あり谷あり~石鎚山クライミング~

      2016/10/17

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久々の山登り 10月15日(土)の天候は これぞ日本の秋 この上もない良い天気。この日は全く仕事のない土曜日 じっとしていられない私に 仕事仲間が声をかけてくれたので 四国霊峰石鎚山(標高1,982m)に登ってきた。山登りは人生そのもの 私の講演のキーワード“課題解決型⇒目的達成型”を 体感できる場でもある。山登りの最初は 少し急な登りが続くと 来たことをいつも後悔するのだが やがてそのペースに慣れていき楽しい・つらいを繰り返し そして頂上が見え始めると 道のりはまだまだ遠くとも 進むしかないと居直って 最後の最後極めてしんどい時期をがむしゃらに進んで山頂にたどり着く。何とも言えない達成感が 全ての苦労を心地よい笑顔に変えてくれる。

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「なぜ山に登るのか? そこに山があるからだ!」という名言があるが 目の前に課題という山があるから 仕方なく越えようとするのか 目指すべき山(目的)があるから そこに到達しようとするのか 課題解決型と目的達成型のどちらで解釈するかで 大きな違いを生じる。しばしば人生は山登りに例えられるが 課題山積のこの時代に 手段に振りまわされやすい私たちは 課題解決の“一丁上がり”的な日々を過ごしがちだが しっかりと目指すべき目的を見据えて 日々向かっていく人生を送ることができたら 一見無駄に思える努力にも悔いはないと思う。山登りといっても途中下ることも多々あり 「せっかく登ったのに ここで降りるとまたその分登らないといけないんだ」とつい考えてしまうが 頂上(目標)に近づいていることには変わりないと思えば 楽しめないこともない。

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この石鎚山は山岳信仰の象徴でもあるが 山登りは身体だけではなく 精神の健康増進に極めて効果的であることを実感した。好天と一足早い高山の紅葉に励まされながら 行程4.6km 高低差500mの約2時間 しんどい場面がなかったとは言はないが 疲れを本当に感じさせない楽しいクライミングだった。

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