元気高齢者を産み出す介護の達人を目指せ~アビリティーセンター主催「介護雇用プログラム推進事業」研修会~

   

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11月9日(水)アビリティーセンター主催の「介護雇用プログラム推進事業」研修会のため 松山市の東京第一ホテル 松山城の天守閣が目前に見える11階会場に行って参りました。テーマは 四国医療産業研究所業務の2本柱である「地域包括ケア時代の医療・介護」と「職場のメンタルヘルスケア」についてです。この二つ 一見別個のように見えるのですが 実はとても関連深いのです。いずれどこかで語ります!

アビリティーセンターは四国全域を対象に 人材派遣・研修などのサービスを組み合わせて 働く人の就業機会を確保し 実務と研修を繰り返すことで支援することで地域社会の発展に貢献している機関です。特に昨今では 医療福祉部門の人材確保・支援が 当センターの重要な役割となっているとのことです。

超高齢化社会において 介護ニーズは増大し 厚生労働省が発表した「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計」(平成27年6月報告)では、全国で37万人を超える人材不足が予測されています。四国は全国に比べ、少子高齢化において全国平均よりほぼ10年先を進んでいると言われており 人材不足は顕著で 2025年には四国4県で8000人余りの不足が予想されています。国においても 総合的な介護人材の確保を目指し、多様な人材の参入促進を図るための施策を打ち出しており、地方自治体もそれぞれの計画を策定しています。そのような背景において アビリティーセンターは 地方行政と協力して 人材総合サービスを事業として 介護・福祉現場への就職希望者に事業所や働いている人の生の声を紹介し、人材不足に悩む介護・福祉職場に採用の面から貢献したいと活動されています。

今回はその一環としての事業で 私の役割は 介護福祉関連事業所のリーダーの方々を対象に 地域包括ケア時代の真の狙いとそれを実現するためのマネジメント 職員のモチベーション向上による職場の活性化や離職防止について お伝えすることです。25名程度の参加ではありましたが 終始うなずきながらメモを熱心に取られるなど 受講者の意気込みが伝わってくるのを肌で感じることができました。

アビリティーセンターのような機関が とりあえずの人材派遣に決して留まることなく 事業所の活性化や人材のエンパワメントに しっかりと参画していただくことを心から期待しています。

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