退院支援ルールは入院前からスタート~彦根地域退院支援を考える合同会議(第2回)~

   

平成29年2月1日(水)  彦根市立病院医療情報センター多目的室において 退院支援ルール評価検討事業の一環として 病院とケアマネジャーの連携強化を重視した 退院支援を考える合同会議(第2回)が開催されました。病院職員、居宅介護支援事業所および小規模多機能事業所、地域包括支援センターに所属する介護支援専門員、介護サービス事業所職員 行政関係者など様々な機関や職種が100名余り集結しました。

滋賀県では 患者や家族が安心して退院し療養生活に戻れるよう 効果的・効率的な入退院支援をめざし 平成28年3月「湖東圏域における病院とケアマネジャーの入退院支援のための手引き」を作成しています。 彦根管内では 彦根保健所(勝山所長)のリーダーシップのもと 滋賀県湖東健康福祉事務所 彦根犬上愛知介護保険事業者協議会(医療福祉職応援事業) 滋賀県病院協会(退院支援機能強化事業)などの多機関が連携して 手引きの活用を通じて 生活を重視した医療・介護連携を推進しているところです。

今回の合同(全体)会議では 再度原点に返って 高齢化社会の今求められている入退院支援とは何なのかを改めて考える機会にしたいとのことで テーマを「地域包括ケア時代の入退院支援について」ということで 私の方から講演させていただきました。このブログにも何度か書いてきましたが 私を呼んでくれる地域の多職種が集まる場は とにかくみんなやる気ムンムンで 私に送る視線が最初から違います。

この地域のスーパリーダー 切手先生のマネジメントされる講演後のグループディスカッションも 私の話を聞いたことによる新たな気づきではなく 「やっぱりそうなんだ これでいいんだ」という 課題可決に振り回されがちな日常から脱却して 本来の目的に返ることで自信やチームワークの大切さを実感していただいたような報告ばかりでした。この地域のような 安心と信頼の話し合いの場が確保されていれば 多職種が未来をイメージして ぶれがちな目的を適宜修正しながら 協働することは十分可能であることを確信した会となりました。 彦根地域の今後の動向から目が離せません。

終了後の懇親会も盛り上がりました。会場の”さんかく”さん おかみさんの愛情こもった高品質の手料理も最高でした。寒さを忘れる温かさに触れてきました。

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