県下の市町村の取り組みにこそ先駆的活動がある~『我がまちの地域包括ケア』を推進するための情報交換会~

   

4月28日(金)県庁訪問を終え アドバイザーとしての最初の活動 『我がまちの地域包括ケア』を推進するための情報交換会の助言者として コラボ滋賀21に会場を移りました。今年の3月初旬に保健所と県の担当者が 市町の在宅医療推進や医療福祉連携等に関わる取組状況について訪問調査した内容を資料にして その中で6市町からの活動報告を行い 今年度の県下市町村の活動支援を行うことが目的です。地元にこそ先駆的な活動があり その普及促進により地域特性に基づいた活動が展開できるとして 医療福祉推進課の岡野和薫課長や中村恭子氏のリーダーシップで開催されました。全国で同様の取り組みが行われているか否かは別として 県の市町村へのバックアップとして素晴らしいと思っています。先ほどの藤本部長の総論(全体方針)とこのような各論(実践活動)が一致しており 滋賀県庁のリーダーシップは 私の知る限りNo.1と確信しています。

どの地域においても いわゆる“売り”の活動があり わずか1年ですがアドバイザーとして関わらせていただいたことが 反映されていることも多々あり 正直「うれしい」と思いました。このブログでは全てを紹介でいないのは残念ですが 特に彦根市のくすのきホームケアドクター交流会は興味深く 県下に普及できれば素晴らしいと思いました。地域の中核病院である市立病院を場として 行政や医師会 そして地域中核病院や地域の医療福祉関係者による話し合いが継続的にもたれ それが施策に活かされる仕組みづくりです。そのマネジメントの中心に 切手俊弘氏が市立病院の在宅診療科部長でありながら 市の福祉保健部副理事という行政職を兼務されているという“仕掛”があります。これは全国に発信し普及したいモデルですね。

しかし辛口で申し上げると まだまだ課題解決型にとどまっていることは否めず 今後さらに目標達成型に発展させていく必要性も痛感しました。どんな地域なればいいのか 目指すべき地域像をイメージできるそして共有できる 実態把握や話し合い等に力を注いでいかなければなりません。まだまだこれからではありますが 今後が見えてきたような安心感も一方で生まれました。今年度さらに楽しみです。私のできることは微力ですが この滋賀県だったら 皆さんの力を結集すればできそうな そんな野望?!が沸々とわいて参りました。

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