三重県医師会の原動力~第4回三重県トップセミナー~

      2017/07/25

7月23日14:00~ 津都ホテルにおいて 三重県医師会主催による第4回目のセミナーが開催されました。県下の市町村長と郡市医師会長が勢ぞろいする会を 県医師会が企画主導し 医療・介護そして行政が連携して 地域包括ケア時代の地域づくりを考えるという 全国でもまれな試みだと思います。これまで何度か当ブログで紹介してまいりましたが 中村・馬岡両常務理事の熱意と行動力が 三重県医師会幹部の危機感や先見性とあいまって うねりを起こしているのです。毎回行政関係者からと研究機関からそれぞれ講演があり 最後は三重県の鈴木知事が締めるといった3部構成です。今回は産業医科大学の松田晋哉教授 そして時の人!?石破茂衆議院議員でした(同グループの三重県選出の前厚労大臣 田村憲久氏が同行されていました)。松田教授は各種データを正しく解釈することで地域自らが計画実践することの重要性を強調され 石破氏は国主導の限界と地域創生への期待について熱弁されました。知事はこれらを受け 29年度が今後の医療福祉そして地域づくりの方針を決定する極めて重要な年であることから 行政と医師会がより一層連携して元気高齢者を育成支援する取り組みを強化していこうと総括されました。私は昨年当セミナーに講師としてお迎えいただきましたが その日に 医師会幹部と知事との間で 私を医療介護連携アドバイザーとして活用することが合意されたと後にうかがいました。今回知事の講演でも スライドの中でこのアドバイザー事業の重要性を強調していただき 改めて期待と役割の大きさを痛感した次第です。

“集中化と均てん化”をキーワードに元気高齢者を育成支援する 生活を支える(生活に戻す)医療の普及と 高度医療の計画的な充実をバランスよく進めることを 三重県医師会は掲げておられます。また病床数を減らすことではなく リソースマネジメントにより 地域の資源を活かしていくこと そして医療構想を単独で考えるのではなく 住む場や働く場確保を含めた地域づくりとして 医師会が関わっていくことの大切さを確認しながら 医師会の責務を実践されておられることに 心から敬意を表する次第です。

まだアドバイザーとしての活動は始まったばかりですが 会の出席者の多くからお声をかけていただき 大変ありがたく感じるとともに今後の三重県内行脚にワクワクしています。

どうか三重県の皆様 よろしくお願いいたします。

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