地域包括ケア時代の公立病院の役割を考える~公立甲賀病院のアウトリーチ~

   

8月16日(水)16:30から 甲賀市の公立甲賀病院(清水和也院長)に 滋賀県医療福祉アドバイザーの活動の一環として 研修会にうかがってまいりました。お隣はすでに三重県伊賀市で 伊賀・甲賀の忍者の里としても有名な歴史的な地域です。同管内の私立甲南病院に約一年前にうかがいましたが 小倉理事長のリーダーシップのもと 生活に戻すための医療を 地域にアウトリーチをかけて推進されているとうかがっています。今回はまさに地域の中核病院である甲賀病院が 地域の“かかりつけネットワーク”多職種連携を支援する 地域に密着した病院としての機能強化を図るための 後押しになればとうかがった次第です。清水院長・沖野孝院長代行はじめ多くの医師の参加もあり 北林栄看護部長・山下鳴海副看護部長他多くの看護師 さらに佐井良昌事務局長他多職種の参加もありました。院外からも在宅医療に取り組んでいる看護師や薬剤師や歯科関連の方々 行政職員 甲南病院のスタッフも含めて約100名参加されていました。

滋賀県は行政のリーダーシップの下で推進されているのが特徴ですが ここでも甲南保健福祉事務所(荒木勇雄保健所長)が企画の中心となり 地域包括ケア時代の医療介護連携による地域づくりに 積極的に取り組んでおられ 私自身支援する甲斐もあり まことに心強い限りです。今回はテーマを「地域包括ケア時代における急性期病院の役割」として 甲賀病院が入院前から退院支援を実現して 生活の戻すための医療を推進する拠点として 本領発揮していただくことを熱弁してまいりました。講演後院長からは「あらゆる点で共感できた」と 看護部長からも「看護の役割の大きさを再確認できた」といった それぞれ熱いコメントをいただき 約100分の講演時間でしたが アドバイザーとしての役割をある程度果たせたことに安堵した次第です。滋賀県内 いろんなところから“のろし”が上がってきていますが これからの当地域の展開が本当に楽しみです。

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