四日市医師会の在宅医療への取り組み~四日市方式の在宅医療介護のこれから~

   

 

8月18日(金)19:00~ 四日市医師会の加藤尚久副会長の企画で 四日市医師会主催の在宅医療研究会にお招きいただきました。昨年の三重県医師会主催のトップセミナーでの講演がきっかけです。

四日市医師会在宅医療推進のこれまでの取り組みのポイントを以下に箇条書きにしていますが 四日市方式といわれるぐらい 市立四日市病院を代表とする急性期病院と在宅医療との連携 地域おける医療介護連携は推進され 速やかな退院支援や在宅医療ケアが実践されています。

  • 在宅医リストおよび在宅医連携専門医リストの作成
  • 地域連携室連絡会および退院時ケアカンファレンス運用マニュアルの作成
  • 医療と介護関係者との連携 (医療・介護ネットワーク会議)
  • 在宅医療研究会の開催 (2ヶ月に一回 60回開催)

講演テーマは『地域包括ケア時代 生活に戻すための多職種連携~元気高齢者の育成支援~』です。既に全国のモデルとして評価されている在宅医療ケア体制を 医師会主導で行政や病院と共に構築されてきた地域です。自ずと気合が入ります。私の特に強調した点は 社会的弱者ケア重視から 社会的弱者を地域の担い手として育成支援すること。地域全体で 元気高齢者の割合を増やし地域で活躍できるよう支援することが重要であり 特にこれまで 住民に“してあげること”に徹してきた 医療や介護そして行政が 住民力や地域力を引き出すために 積極的に取り組んでいくこと。このパラダイムシフトを 四日市の今後の展開に活かしていただきたいと エールを送ってまいりました。

会場には病院や在宅の医師をはじめ 行政職員や医療介護関係の多職種が約〇名参加され 終始 熱いまなざしで 聴講いただきました。三重県の医療介護連携アドバイザーとして 今年から各地を回っていますが 四日市のような先駆的な取り組みが 三重県全体にも反映され また三重県方式として 新たな展開につながることを心から期待しています。

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