“三角関係”を基盤に!!~平成29年度「白山市の在宅医療介護連携を考える会」~

   

9月2日(土)16 :00~18:00 金沢から車で20分程度 石川県の白山市交流センターにおいて、当考える会(真田陽会長)が、医療供給体制の確保と地域包括ケアシステムの推進を目的に開催されました。公立つるぎ病院の杉本尚樹院長や橋本陽子看護部長をはじめ地域連携部門スタッフ他病院職員、松葉明医師会長はじめ医師会の先生方、地域の看護や介護他多職種の方々、そして白山市の行政職員が会場一杯100名余り参加されました。医師会と行政に加えて地域に密着した病院の“三角関係”こそが、地域包括ケア時代の医療介護を推進する上での、最もスタンダードで効果的な基盤であることを、これまで言い続けてきましたが、この地域はすでにその基盤が整っているのです。

二人の講師による講演会方、最初は、地元金城大学看護部の彦聖美教授の講演で、テーマは「地域で家族介護者を支えよう」でした。公衆衛生の観点から、サービス提供型ではなく、セルフケアマネジメント向上への取組みの大切さをお話していただき、公衆衛生を専門とする同志として共感させていただきました。私は、この連携基盤を活用して、公立つるぎ病院に“多職種連携のプラットホーム”を、医師会と行政の協働の下で設置し、多職種連携の話し合いの場を設け、市の施策化・戦略づくりにつなげること。また病院の看護師やMSWそして市の保健師が連携して、地域にアウトリーチをかけ、生活に戻すための多職種マネジメント。そして各地域の“かかりつけネットワーク”を充実させ、住民の意識改革に取り組み、住民がその中に日常的に身を置くこと。元気高齢者の働く場を開拓すること等々、当地域が全国のモデルとして発展されるよう、エールを送ってまいりました。60分強の予定が、予想通り90分となり時間オーバーでしたが、最後まで皆さんから熱い視線を送っていただきました。

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