生活に戻すための多職種協働による連携力強化~大阪医科大学病院・大阪医科大学三島南病院:合同研修会~

   

12月2日(土)午後2時~5時、大阪医科大学附属病院において、多職種連携の推進をテーマに研修会が開催され、講師として招かれました。「生活を分断しない医療―医療に「依存」する時代から医療を生活支援として「活用」する時代へ,(ライフ出版社)」を読んでいただいたり、私の講演を聞いていただいた医師や看護師・MSW・事務職の方々など、ラブコールをいただいたことで実現いたしました。

大阪医科大学附属病院 医療連携室長の木村文治教授の進行のもと、広域医療連携センター長でもある内山和久病院長、患者総合相談室長の花岡伸治教授、また分院の三島南病院の後藤研三院長が終始参加され、地域連携や患者相談支援に関与しているMSW・看護師・事務職スタッフに加え、在宅部門や病棟の看護師等も参加されていました。講演テーマは、定番ではありますが、『「地域包括ケア時代」元気高齢者の育成支援~生活に戻すための多職種連携~』として約70分ノンストップ、特に大学病院の役割を意識してお話をさせていただきました。その後、参加者全員が3つのグループに分かれて、グループワークが行われました。参加者からは、「課題ばかりに意識が行って、図分の役割を果たすことで、目的を見失っていた」「生活に戻すための医療に積極的に取組んでいかなければならない」「本音を出せる会がこれまでなかったが、もっとこのような話し合いの場があればいい」「もっと妄想して、志を共有できる本来の連携関係を構築したい」等々、課題解決に時々引っ張られながら、各グループのリーダーのファシリテートで、とても前向きな話し合いが行われていました。このような場がしばしば開催されることになれば、創立90周年を迎えた大阪医科大学附属病院は、生活に戻すための病院として、また地域の健康文化醸成に貢献される、新しい大学病院モデルとして、さらに発展されるだろうと思いました。

 

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