目前の課題に振り回されない目的を意識したチーム~東近江市:広がるケースメソッド事例検討~

   

2月9日(金)17:30~、東近江市の行政職員(主に地域包括関係だが図書館主事など多様な方々も参加)50名弱が参加し、ケースメソッド事例検討会を開催しました。滋賀県の医療福祉推進アドバイザー業務の柱の一つである人材養成業務で、特にマネジメントが期待される、地域の行政職員や医療福祉関係の地域リーダーになっていただきたい方々を対象に、地元の主体性を引き出しながら、各地域で開催しています。ケースメソッドを用いる理由は、課題解決ではなく目的達成型の話し合いを運営できる、マインドやスキルを養成するためです。この研修で学んだスタッフが、OJT(日常の仕事を通じて)において活用することで、各現場でPDCAサイクルをしっかり回せるファシリテート力を発揮してくれると期待しています。

今回の参加者は未経験者がほとんどとのことでしたが、私の30分程度の「何のために」を強調したレクチャーしただけで、十分ディスカッションしている姿を見て、彼らの潜在能力を確信しました。このような地道な活動が、地域自らが力をつけて、この地域包括ケア時代を活き抜くマネジメントを果たしてくれると確認できる機会ともなりました。

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