「感謝を込めて」甲友会と地域の30年~医療法人社団甲友会職員全体研修会~

   

5月26日(土)9:00~12:30、兵庫県西宮市の医療法人社団甲友会(木村武久理事長)の記念集会にうかがいました。当法人は、昭和63年に脳神経外科疾患を中心に、脳神経外科、整形外科、外科、内科を標榜し160床にて開設されております。平成14年4月 回復期リハビリテーション病院120床、在宅部門として、訪問看護センター、デイケア、関連法人で介護付有料老人ホーム、訪問介護センターを運営されております医療・介護複合体の医療法人です。まさに20世紀から地域包括ケアシステムの真意を先取りされ、その実現に向けて着々と取組んでこられました。

今回私は、平成30年度は当法人30周年にあたり、そのお祝いを兼ねた年1回職員全体研修会へお招き預かりました。きっかけは、2015年第29回日本医学会総会で私の講演「地域包括ケア時代の医師の使命」をお聞きいただいた方のご推薦だそうです。確かその席で、「生活に戻せない医療は無駄だ」という言葉をついこぼしてしまったことを、明確に記憶しておりますが、これに反応していただいた方の存在に、とてもうれしく頼もしい次第です。会場となった、甲子園球場に隣接したホテルヒューイット甲子園には、職員約400名が(全職員数700名余り)参加されました。各施設の長や幹部の方々がそれぞれミニ講演され、さらに当法人の創設者であり現理事長の木村先生が、これまでを振り返ると共に、“ぶれない”理念を強調されながら、地域包括ケア時代を活き抜く展望を、信念と熱意をもってお話しされました。

その後に、締めくくりとして私の講演の番が回ってきましたので、当然気合が入ります。約60分ではありましたが、30周年を迎えられた地域の拠点となる当法人に、心からエールを送って参りました。40周年50周年・・・と甲友会の発展を期待せずにはいられません。

 

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