地域密着型病院を在り方を発信する!~大井田病院職員研修会~

   

11月16日(金)17:15~、高知県宿毛市の(特医法)長生会 大井田病院(理事長 大井田二郎氏・院長 田中公章氏)で職員研修会にうかがいました。翌日に当病院が行政と共に主催する「すくも健康づくり市民公開講座」にお招きいただいている一環として、職員を対象とした研修が開催されることになった次第です。

大井田病院は1913年(大正2年)に、大井田正行氏が医院を開設され100年を超える歴史があります。現在は病床数93床(地域包括ケア50床・療養43床)、職員数 163名(常勤医師数 7名/ 薬剤師数 4名/ 看護師数 50名強/ セラピスト数 16名/ 介護福祉士 23名/栄養士9名/事務他)で、地域に根づいた、特にその人らしい生活に戻す ‟リハビリマインド“を重視した、地域住民の生活を支える病院として信頼され貢献されています。かかりつけ医機能の補強、重複診療や不要な高度医療の抑制、連携による医療の分業、一般病院と長期療養型病院、介護保健施設の連携などを重視し、そのマネジメントに尽力されています。また、幡多医師会と、宿毛市内の5病院・診療所を専用回線「県新情報ハイウェイ」で結び、「かかりつけ医」の機能を強め、地域診療所をサポートしていきたいとしています。将来は長期療養型病院、介護保険施設ともカルテの共有化を進め、「1患者1地域1カルテ」を目指しています。

今年の冬に高知大学の宮原先生から依頼があり、当地域の市民講座にうかがった折に、大井田病院の当地域での活躍を知り、是非全国のモデルとしてさらに発展し発信していただきたいとも思いがあり、今回の研修会が実現しました。当院が進めようとしていることは、日本の医療の将来であること、目的をぶらさず生活に戻すための医療を進め、そして宿毛地域を元気高齢者で一杯にして欲しい・・・とエールを送って参りました。 予想通り、院内外の研修会の100名余りの参加者は、私の話を漏らさず聞こうといった意志が伝わる 終始熱い視線を送っていただきました。

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