平成30年医療・介護報酬同時改定に向けて~日医介護保険委員会スタート~
12月16日(金) 東京都駒込日本医師会館にて 28-29年度第1回日本医師会介護保険委員会が開催されました。全国の医師会から ブロック推薦で8名 会長推薦で7名 介護保険や在宅医療に長けた15人の精鋭の先生方が集まりました。日本医師会の担当役員も 5名の副会長・常任理事が参画し この委員会への期待の大きさがわかります。昨年まで 東京都の野中博先生が委員長として会をけん引され 私としても大きな学びをいただきました。健康上の理由もあり 今回はひかれましたが 先生のポリシーを絶やすことなく さらに大きく発展することを心から祈念しております。
今後1年余りかけ介護保険制度や在宅医療ケアの推進について検討し報告することになります。私は24年度から参加させていただいていますが 今回は委員ではなく“オブザーバー”としてお招きいただきました。昨年末から日本医師会総合政策研究機構の客員研究員となったことで 正直委員会から外れるのかなと思っておりましたが 日本医師会事務局のご配慮により 工夫して?!引き続き加えていただくことになりました。自己紹介の折 各地域の医師会の幹部ではない委員は私だけですので 「今回オブザーバーということですので 少し遠慮しないといけないと思っています」との発言に 委員の皆様から笑いがこぼれ 新委員長に推薦された篠原彰先生(静岡県医師会長)から「どうぞ十分発言してください」とおっしゃっていただき 歓迎ムードに心から感謝した次第です。副院長には中尾正俊先生(大阪府医師会副会長)が推薦され この委員会のご意見番 鈴木邦彦日医常任理事をはじめ 多くの日医の幹部の先生から 「特に30年の同時改定への原動力となるように」と期待のコメントをいただきスタートしました。
横倉義武日医会長の諮問内容は「認知症になっても安心して暮らせる“まちづくり”に果たす医師会・医療機関の役割」であり これまでの委員会での検討結果を踏まえがら まさにその人らしい生活を支援するための医療介護連携 在宅医療ケアを推進する 医療介護関係者に留まらない地域づくりへ向けた検討がなされるよう 委員会に期待を寄せていただきました。この委員会委員に選ばれるのは各地域激戦だということも併せて この委員会への期待の大きさを感じます。
私の役割は 特に委員長や事務局と共に 報告書のたたき台を作成することです。委員の皆様の意見をできるだけ盛り込みまとめる作業は これまでもやって参りましたが やりがいはあるもののなかなか大変です。今回は30年の同時改定がありますので さらに厳しいものとなりそうです。来年の私の大きな仕事となると身の引き締まる思いです。