生活に戻すために看護師のアイデンティティを活かす~医療マネジメント学会長野~
3月11日(土)第13回日本医療マネジメント学会長野県支部看護師分科会総会のため 信州大学医学部附属病院に行って参りました。長野県内各地から 地域連携や在宅医療の推進に向けた活動を展開している看護師・MSW・保健師等約150名が参加されました。今回のテーマは「地域包括ケア時代を創造するチームの力」でしたので 看護師のアイデンティティである“生活に軸足を置いた医療”を活かして 生活に戻すことを目的としたチーム医療のリーダーシップを発揮していただきたいと エールを送って参りました。またMSWが今後アウトリーチを広げ 行政や医師会等関係団体など地域資源のマネジメントにより ヘルスプロモーションを保健師等と共に推進していくことになるので MSWとの連携による地域づくりに参画する重要性も強調してきました。
全国を回り 先進的な活動を見せていただく度に体感するのですが “やらされてないな~”“やりたいことをやってるな~”という活き生き感がどこもみなぎってます。「やりたいことは上手くいく」がこのところの私の心情ですが 今回も“仕事は辛いのは当たり前”は間違いで 「本来は楽しいはず そのためにもやりたいことをやりましょう!!」と繰り返し 仕事自体をやりたいことにできるよう 目標達成型の連携推進を強調してきました。
長野県は健康度の高さの割に医療費が低いことが 全国的に評価されていますが 限られた医療資源が活用されているといった点で 地域医療の進んでいる地域と言えると思います。おそらく医療マネジメントや住民の意識がその源になっているんだと推測します。
この企画の中心となった 信州の元気な看護師やMSWと再会し 「来て良かった また来たい」と 私自身がエンパワーされました。5月にも信州大学病院にうかがう予定です。信州との接点が広がることを心から期待しています。