滋賀県医療福祉アドバイザー新年度スタート

      2017/05/01

今年度も継続してアドバイザーをさせていただくことになり 4月28日(金)滋賀県庁をうかがいました。パートナーは昨年と同様 中村恭子氏(県医療福祉部副参事)と松本佳子氏(東京大学医学部在宅医療学拠点 特任研究員)です。昨年度 役割が十分果たせたかどうかは別として 引き続き依頼していただくことを大変光栄に感じています。

県保健福祉部長の藤本武司氏から アドバイザーへの要望というか期待のお言葉もいただきました。滋賀県は『「誰一人取り残さない」社会の実現』を掲げ ①地域包括ケアシステムの推進 ②医療福祉拠点の整備 ③国民健康保険の制度改革 ④共生の社会づくりの推進 を重点項目にして 部内8課一局が部の目標・取組姿勢等を踏まえ 共通目標設定を行うとのこと。私が強調してきた 課題解決型ではなく目標設定型を重視し 今後部内一体となって 目標をイメージして共有し 地域包括ケア時代の共通基盤を意識して 取り組んでいきたいという 力強い方針をうかがいました。それに基づいて保健所の機構改革も既に行われ 中でも統括保健師を設置して 保健師のマネジメント力を活かす体制整備がなされました。また29年度は保健医療計画や医療適正化計画 がん対策推進計画 健康いきいき21等々 11件に及ぶ計画を策定することになっています。その計画がばらばらではなく 今後目指す地域のイメージを共有してその実現に向けて それぞれの計画が協働できるようにしたいと さすが滋賀県だ!と思わせる意気込みをうかがいました。これらの推進や そのための人材育成に関わって欲しいと言っていただき 責任の大きさを再確認するとともに 自らのモチベーションの高まりを感じました。

今回県庁訪問をさせていただいて うれしいことがありました。私をアドバイザーとして招聘するために わざわざ出張先の金沢まで追っかけてきてくれた 当時の滋賀県保健福祉部の河瀬隆雄課長さんですが 実際私がアドバイザーとなってうかがった折には 人事課長になっておられました。そして今回は教育次長としてご挨拶させていただきました。懇意にさせていただいている有能な県庁マンの出世を見せていただくのは 我がことのようにうれしい。保健福祉部と教育分野とのコラボレーションを期待するとともに 今後のご活躍を心から期待しています。

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