「医療の限界」を知った上で超高齢社会を考える医療に~聖徳大学看護学研究所講演会~
平成29年7月29日(土) 13:30~15:00 聖徳大学看護学研究所講演会が 聖徳大学香順メディアホールで開催されました。大学看護部の米澤弘恵教授が 私の本「生活を分断しない医療」を読まれたことがきっかけで お招きいただくことになりました。私にいただいたテーマは『「医療の限界」を知った上で超高齢社会を考える医療に』です。概要として 「依存」する時代から、医療を生活資源として「活用」する時代。生活を分断しない医療とは何か。超高齢社会の中で、医療の目的は「命を救うこと」から「生活に戻すこと」へと大きくに変わってきていることを理解することが重要な時代。パートナーとしての医療を目指すべき 地域包括ケア時代の医療者の在り方について。といった内容のリクエストがありました。当研究所の水戸美津子教授から「当講演会は従来の考え方に縛られない 斬新な考え方を紹介する機会として 大学内だけでなく市民にも公開しています」とご説明がございましたので 地域包括ケア時代を活き抜く“マインド”を重視してお話をさせていただきました。
聖徳大学は千葉県松戸駅から歩いて10分程度の立地にあります。同大学の生涯教育ご専門の長江曜子教授も聴講にいらしてましたが 少子化の中で私立大学の運営も大変だと聞いていますが 地域に開かれた大学としてアウトリーチをかけて 生涯教育に積極的に取り組んでいただくことを心から期待しております。