保健師が蘇る時代!!地域包括ケアは公衆衛生の復活の好機~西讃保健師ブロック研修会~

   

7月25日(水)14:00~、丸亀市ひまわり会館にて、西讃保健師ブロック研修会が開催され、講師としてうかがいました。香川県の西部地域から、約50名の保健師や行政職員が参加されていました。公衆衛生に拘っている私としては、ついつい保健師さんには厳しい口調になって、大変失礼な言い方や特にアジテートをあえて意識して行いました。あまりジョークを入れることもなく、2時間ぶっ通しでお話ししましたし・・・終始皆さん静かに受講されていましたので、反応は如何にと心配しておりました。講演終了後、「共感していただいた人は手を上げてください」とお願いしたら、概ねの方が挙手してくださって・・・良かったです。

21世紀は、健康日本21から始まった割にヘルスプロモーションは急速に下火になり、公衆衛生不遇のこれまででした。まさに保健師にとっても、メタボ対策が象徴するように、地域づくりより個別の疾病管理へ巻き込まれ、気の毒としか言いようのない期間だったと思います。しかしこれからは違います。地域包括ケア時代はヘルスプロモーションの時代です。公衆衛生の真意が問われる、大転換の時代を迎えたのです! 今こそ保健師が、公衆衛生の担い手となって、地域づくりに邁進する時だと確信しています。保健も医療も福祉も区分することなく、住民の生活を重視した、まさに「その人らしい生き方」を実現できる地域を創るために、住民力・地域力をエンパワメントする公衆衛生活動を、保健師がけん引できる時代を歓迎しています。疾病管理型から脱却を図り、QOL・QODを重視したヘルスプロモーション活動が、スローガンだけでなく、実践されることを心から期待しています。

 

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