三重県紀北地域が動き出す!~紀北地域多職種連携推進研修会~

      2018/11/04

11月2日19:00~、紀北在宅医療介護連携支援センター主催の、当地域の医療福祉関係の多機関・多職種連携促進のための研修会が、尾鷲総合病院において開催され、初めて当地に参りました。ダブルアドバイザーデイでしたので、守山⇒草津⇒柘植⇒亀山とローカル線を乗り継いで(まさにフウテンの寅さん気分)4時間20分かけて、三重県の尾鷲市に夕方たどり着きました。

紀北地域は、尾鷲市と紀北町の2市町(人口約3万2千人)で、紀北介護保険広域連合を組織し、医師会は紀北医師会、基幹病院として本会場となった公立の尾鷲総合病院があります。御多分に漏れず、在宅医療を支える医師の高齢化や医師不足、医療従事者,介護従事者の人材不足など、限りある資源の中で、いかに医療や介護を提供していくのか苦慮されています。澤田隆裕医師会長の挨拶の後、橋爪眞言医師会理事に座長を務めていただき、約80分の講演をさせていただきました。会場には120名を超える参加者があり、彼らが同じ方向を目指して活躍していただけるよう、何のための連携なのか? 住民のその人らしい生き方や死に方を実現するエンパワメントの重要性について、熱弁してまいりました。

小藪助成病院長がフロアから、「住民の生き方死に方を尊重するためにACP(アドバンス・ケア・プラニング)を普及させて、生活を支える‶かかりつけネットワーク“としっかり連携していきたい」との発言いただき、お隣の紀南地域での紀南病院長の発言同様、今研修会に大きなインパクトを与えていただきました。井谷礼氏(三重県社会福祉士会副会長)から、ソーシャルワークマインドの普及の大切さや、開業ソーシャルワーカーの今後の展望(妄想)などの発言をいただき、とても心強く感銘しました。また市会議員からの発言もあり、住民へのしてあげ型から住民のエンパワメントへ、いかに議員が関わって切り替えていけばいいか、今後の市会議員への期待も込めてお答えさせていただきました。紀南同様、紀北地域も役者はそろっています。いかに動きを加速化していくか、その力となれることを楽しみに、またうかがいたいと思います。

 

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