やる気十分!!地域包括ケア時代をけん引する!!~第2回日本医師会地域包括ケア推進委員会~

   

2月7日(木)15:00~、日本医師会館において、昨年末からスタートした、日本医師会に設置された介護保険委員会改め地域包括ケア推進委員会の、第2回会議が開催されました。委員は忙しい人ばかりで、日程調整は一苦労、私も既に決まっていたスケジュールをキャンセルして、何とか参加しました。キャンセル先には申し訳ないのですが、私にとって当委員会は現活動のペースメーカーとして、極めて重要です。委員として発言させていただきながら、2年ごとに医師会長(諮問)へ提出する報告書をまとめるためのマネジメントが私の役割です。毎回委員会にお招きする厚労省関係者や専門家や地域の実践者のご報告、委員の方々からのご意見をもとに報告書のたたき台を作成します。それをもとに最終の成果物をまとめていくのです。委員会では、「生活に戻すための医療・介護」「元気高齢者の育成支援」「かかりつけネットワーク」「多機関・多職種プラットホーム」等々、多くのキーワードが生まれ、全国に発信されました。私は、平成24年から委員会に加えていただき、24-25、26-27、28-29と3回継続して報告書のまとめに関わらせていただき、30-31の4回目のチャレンジになります。今回は委員会名だけでなく、委員長(中尾先生)も担当常任理事(江澤先生)も新しくなりました。私も初心を忘れず、一方心機一転、未来を創るために懸命に取組んで参りたいと思います。

今回のゲストは真鍋老人保健課長で、介護保険改革のリーダーで愛媛県出身の期待のエリートです。テーマは「介護保険制度の将来展望について~創設以来の経緯と今後の課題を踏まえて~」で、約80分の要点を押さえたわかりやすいい熱弁でした。介護保険制度に限らず、少子高齢・人口急減社会の目指すべき方向は明らかです。疾病管理ケア重視からその人らしい生き方の実現へ、そして元気高齢者の育成支援。医療や介護そして行政に依存しない、それらを活用したセルフケアの推進。社会的弱者ケア重視から社会的弱者を産み出さない 支え合う体制作りを基盤に置いた、地域づくりへの協働。これらマインド普及と、推進に向けたマネジメント力の強化。そのためにも、医師会と行政との協働は不可欠であり、ACP(人生会議)に評価指標をおいた、生活を支えるための‟かかりつけネットワーク“の充実強化が重要だと、再確認いたしました。

いつもは会だけ終わるのですが、会期中の初めと終わりの2回だけ開催される恒例の「懇親会」がありました。江澤先生の素晴らしい企画で、美味しい食事や飲み物(普段めったに出会えない)をいただきながら、東京の夜景を眺め、各委員のスピーチをうかがいました。このメンバーだと間違いなく、時代をリードするプランや提言が生まれるだろうと確信した次第です。

 

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