鳥羽市の将来を妄想する「未来のために今がある」~鳥羽市民公開講座~

   

2月8日(金)19:00~、鳥羽市民公開講座(鳥羽市在宅医療・介護連携会議座長:中村菊洋氏)が開催され、三重県医療介護連携アドバイザーとしてお招きいただきました。鳥羽市には2度ほど過去にうかがったことはありますが、アドバイザーとしては今回が初めてです。今朝まで東京でしたが、4時間程度で世界に誇る素晴らしい自然の景色を見ている自分に、ふと不思議な感覚が沸いてきます。

講演会に先立ち15:30~、中村欣一郎氏(鳥羽市長)と80分余りお話する機会を設けていただきました。地域包括ケア時代の目指す方向性や医療介護そして行政の180度の大転換の必要性など持論を展開した後、市長さんのお考えやその実現に向けたベクトル合わせなど、地域づくりという互いの共通ワードを確認しあう有意義な時間をいただきました。市長の考えと私のお話が、同じゴールを目指していることが前提にあることが、一過性の講演会に留まらない、今後の展開につながる上で大きな意味を持つと考えています。これで市民の皆様に自信と確信をもってお話ができます。

市民公開講座と言っても、多くは役員や民生委員など市民のリーダーが半分、後は医療・介護や行政関係者、議員など80人余りが参加されました。テーマは「地域包括ケア時代:元気高齢者を産み出す医療・介護連携・そして地域へ」です。地域包括ケアシステムは地域づくりそのものです。そのためのセルフケアの推進と地域環境のマネジメントが重要です。市長さんが住民と共に創りたい街が、イメージ(妄想)として共有されていることが、原動力となるのです。講演後、スタンディングオベレーションをいただきました!! 「未来のための今である」ことを、市民や関係者が意識して、鳥羽市の将来を築いていかれることを、心から期待しています。

三重県は医師会主導型で、行政との連携やシステム構築が急速に推進されています。アドバイザーとして関わらせていただいて、とても勉強になり全国へ伝えるべきことを多く学ぶ機会となっています。今回もその仕掛人の中村康一先生(三重県医師会常任理事)が駆けつけていただきました。

講演会終了後、講演もずっと聞いていただいていた市長や行政関係者、医師会の役員の先生方や薬剤師会町他参加の懇親会にも参加させていただき、当地域ならではの食と酒(而今 (じこん))を楽しみながら、皆さんの今後の意気込みなどもうかがうことができました。宿泊はエクシブ鳥羽を確保していただきましたが、普段は駅前のビジネスに泊まることが多い中で、安らぎの時間をいただくことになり、感謝感謝でした。

 

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