地域包括ケア時代のまちづくり:私を求めていただく限り!!~大分県行脚:竹田市在宅医療介護連携事業~
3月9日(土)13:00~、竹田市総合文化ホール「グランツたけた」において、生涯学習まつりと共催して、「竹田市在宅医療介護連携市民公開講座」が開催されました。豊後竹田市は、滝廉太郎の荒城の月(岡城)があまりにも有名ですが、岩山に囲まれた(トンネルを通らないとどこにも行けない街とのこと)独特の雰囲気には印象付けられました。当市では「安らぎと安心に満ちた支え合うくらしづくり」を基本理念に、自立支援のしくみとそれを支える地域づくりの取り組みを推進されています。住み慣れた竹田市で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるために、市民の意欲向上や住み続ける覚悟など意識醸成を図り目的で、私にお声がかかりました。「住み慣れた竹田市で安心して暮らし続けるために~元気高齢者が地域を創る~」をテーマに、竹田市民200名余りの参集のもと、約70分の講演をいたしました。住民の皆さんは反応が良いです。最初はどこの叔父さんが来たんだろうと、講師を眺めている状況から、関心が沸いてきたら、身を乗り出して、きらきらして視線を送っていただけます。講演終了後、竹田市民のガッツポーズのプレゼントをいただき、講師冥利に尽きるといったところです。
その後15:30~、会場を竹田市総合社会福祉センター多目的ホールに移し、医療・介護関係者を対象とした「竹田市在宅医療介護連携研修会」にうかがいました。当市では、入退院時の情報共有ルールとシートの取り組み、医師の参加する地域ケア会議、多職種意見交換会など、在宅医療と介護の連携推進事業を実施されています。これらが協働して、「地域の未来を創るための医療・介護ネットワーク」と築き、目的を達成できるよう、地域包括ケア時代の真意を捉えたマインドを醸成し、何のために連携を行うのかといった、原点に返ることの重要性を伝えるために、約120分間ノンストップの研修を行いました。アジテートが私の売りですので、かなり失礼なことを申し上げながらも、180度の大変革が求められている医療・介護・行政への期待・エールを送って参りました。
研修会終了後は、この企画をされた竹田市の多職種のリーダー、池邉氏(当管内保健所長)、安永氏(大久保病院内科部長)、志賀氏(志賀医院院長)他十数名により、意見交換会(懇親会)が開催され、竹田市の未来につながる熱意や豊富を聞かせていただき、楽しく有意義な時間をいただきました。皆様ありがとうございました。きっとまたお声がかかると確信しています。