愛媛慢性期医療研究会のチャレンジ~愛媛県地域包括ケアを考える会特別セミナー開催~

   

令和元年9月11日(水)18:30~20:45、松山市医師会館(いきいきホール)にて、愛媛慢性期医療研究会(西尾俊治会長)主催で、愛媛県地域包括ケアを考える会特別セミナーが開催されました。江澤和彦先生(日本医師会 常任理事)および鈴木康裕先生(厚生労働省 医務技監)を講師としてお迎えし、県内の地域包括支援センターなど医療・介護に携わる行政担当者および医療介護関係者に、セミクローズではありますが、お声をかけさせていただき、会場いっぱいの200名を超える参加者がありました。私は、愛媛県の慢性期医療分野の先駆者である木戸保秀先生(松山リハビリテーション病院理事長)のリーダーシップのもと、愛大医学部同期の西尾当研究会会長と共に、当研究会の発足当時から、「顧問」として関わらせていただいています。地域包括ケア時代の医療介護そして地域の大変革期に、愛媛に少しでも貢献できたらと、今回の企画に至りました。江澤和彦先生は、まさに地域包括ケア時代を、実践者としてオピニオンリーダーとして大活躍中で、介護医療院の生みの親でもあります。私がアドバイザーとして関わっている日医の地域包括ケア推進員会の担当理事でもあり、大変お世話になっております。また鈴木康裕先生は、医療系の事務次官として厚生労働省に2017年に創設された初代の「医務技監」であり、まさにこの道のNo.1のポストにつかれています。私も時々ご一緒させていただく機会があるのですが、物腰は低く安定性は高い信頼にこたえていただける方です。今回は私が座長を務めさせていただきました。この二人が揃っての講演会は不可能と思っていましたが、木戸・西尾両氏の尽力で実現できたことは、当研究会の今後の企画運営に大きな励みとなりました。

我々としては、行政と医師会の強い連携(目的共有)があってこそ、愛媛独自の主体的な取り組みが推進されると確信しています。今回の狙いもそこにメインを置いて、村上県医師会長や岡本松山市医師会長など医師会関係者、中村県知事はじめ行政関係者のご出席をお願いし快くご参画いただきました。当研究会としては、年に一回開催している「愛媛県地域包括ケアを考える会総会」(次回は2020. 1.18開催予定)以外に、今回のような特別セミナーを適宜開催し、行政と医師会の連携強化のバックアップに努めながら、愛媛をけん引していただく人材育成に今後とも関わっていきたいと思います。

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