鍼灸マッサージ師が 「かかりつけ」を担うために 傾聴セミナー その最終回

   

ウェルビーイング・プロモーション・スクール主催で 2024年1月からスタートした 鍼灸マッサージ師の有志を対象とした傾聴セミナーですが 5月19日(日) 愛媛県男女共同参画センターにて その最終回の日を迎えることになりました。

これまでの4回は2時間から2時間半の講義中心の内容でしたが 今日は実践セミナーです。いつもの階段教室ではなく くるりと輪を囲んだ 雰囲気もリラックスモードで ベテラン産業カウンセラーである 石丸 美喜江氏(保健師)と永野 桂氏(公認心理師)が企画・進行してくれました。

鍼灸マッサージ師は日常的に 30分から1時間程度 患者の体に触れながら(施術) クライアントに接しています。「かかりつけ」の専門家によるセルフケア力の向上が何よりも求められている この地域包括ケア時代に この機会・能力を活かして かかりつけを担う人材として 社会貢献しようというのがコンセプトです。主催者である浦川鍼灸院の院長が 有志共に熱い思いで立ち上げた「ウェルビーイング・プロモーション・スクール」です。その記念すべきスタートとしての 傾聴セミナーの締めくくりとなります。お二人のカウンセラーに託して 今回を迎えました。

【傾聴】とは、相手の心に寄り添い、 話に耳を傾けること  傾聴は一人一人の個人の意思や感情を理解するための最も基本的な方法   個人を尊重し、自己成長する力を信じる人間観が根底にある ・・・これを再確認した後   ミニ講演とロールプレー・モデリング等の繰り返しにより進めていきました。

最後のチェックアウトのセッションで それぞれから 傾聴の実践を通じての感想や意見をうかがいました。実際やってみて その必要性を自覚すると共に 難しさを実感していただけたようです。今後 さらに研鑽して かかりつけ鍼灸マッサージ師になれるよう 傾聴を日常診療に活かしていきたいとの強い思いが 各受講者からいただけたこと われわれ企画側にとっても大変エンパワーされました。 心地よい疲れと今後への期待と共に 当初2時間の予定が30分以上超過し 熱いセミナーは無事終了しました。 

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