毎年恒例 2024年度愛媛大学医学部特別講義

   

今年度もその時期がやって参りました。5月21日(火)に 愛媛大学医学部基礎第3教室にて 恒例の特別講義をいたしました。愛媛大学退職後 コロナ渦においてもZOOMでつなぎながら 欠かすことなく非常勤講師として 毎年講義にうかがっています。私のルーツである愛媛大学の公衆衛生分野の谷川武前教授及び三宅吉博現教授・関係者の皆さんのご配慮に感謝しています。 当大学の助手から始まり 地域・職域・医療介護等々 様々な部署で活動してきましたが、一貫して公衆衛生マインドを貫いてきたつもりです。まだまだこれからやりたいことや伝えたいことがあるだけに そのバロメーターの一つとして 医学生に伝える機会をいただけることは 大変ありがたいです。

コロナを理由にはしたくないのですが 全国行脚を売りにしていた私にとっては この3年余りは現地から直接情報を収集する重要な手立てを失うことになり マンネリ化を心配することも度々ありました。公衆衛生マインドは変わることはないのですが 毎年 講演内容が進化していることに拘っている私には脅威でした。しかしありがたいことに 本や人との出会い、ZOOMやYouTubeにも支えられました。私の公衆衛生マインドを刺激してくれるいろいろな出来事に遭遇することで 今年も進化した話題で学生への講義をすることができたと安堵しています。

今回のテーマは 「パフォーマンスを引き出すために~Well‐Beingを目指した医療・介護

~」としました。地域包括ケアも働き方改革も目指すのは同じ・・・「人々や地域・職域のパフォーマンスの向上をはかり wellbeingを実現すること」 ここに 私の信念はたどり着いています。公衆衛生の観点から我々が真に目指すゴールへのイメージを 個々の学生のやる気へ賦活化することで 医療者としての使命を再考・実感してもらえるよう 60分フル活用して 熱弁いたしました。わずかな時間でしたが・・・結構疲れていましたね。

愛媛大学医学部第一期生として いつまで医学生に発信し続けられるか 人生まだまだチャレンジ これからも研鑽して参りたいと思います。

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