職場のメンタルヘルスは産業カウンセラーにお任せあれ!!~産業カウンセラー養成研修会~
8月6日(日) 9:00~12:00 今年で何年目になるでしょう? カウンセラー育成のための研修会の講義にうかがいました。テーマは「職場のメンタルヘルス~ストレスチェックを活用して~」で 労働衛生コンサルタントとして 特に産業医としてメンタル分野に関わってきた実践者として 精神科医としての専門性は期待されていないので 気楽にお話させていただいています。今年はチャレンジとして 休憩時間をあえて挟まず 160分ぶっ通しで行いましたが 受講者の感想が「しんどくなかった。あっという間だった。」と言っていただけたので 講義ではなく講演として 自分なりに満足できる機会となりました。(でも 受講生の皆様 トイレにも行かさず ごめんなさい)
ストレスチェック制度が導入されて 2年目を迎えていますが そもそも産業医がしっかり役割を果たすことが前提にあることが 四国のような中小企業の占める割合が多い 産業医活動が遅れている(特にメンタル面で)地域では 大きなネックとなっています。産業医の役割強化ももちろん必要ですが 人材や費用バランスからも また実際の効果からも(医師は傾聴が苦手?!)産業医ではなく 産業保健師や産業カウンセラーが 実質的に関われるシステムへの改正が必要だと実感しています。私が関わらせていただいている 順風会の産業保健推進室の取り組みのように 健診センターが事業所のパートナーとして支援体制を構築して メンタルや長時間労働対策などへ 事業所から委託を受けた 当支援室の産業保健師等が積極的関わるシステムが整うことで 既存の産業医(産業医の負担軽減)を活かして 着実に進めていけると思います。その際 産業カウンセラーが職場に配置されることは 極めて有効であり 今後のスタンダードモデルとして必須条件となるのではないかと考えています。
今回も教室は受講生満杯状況(40名余り)で 産業カウンセラー養成講座への参加者は実際増えていると思いますが 今後ますます増えてくること また実際に現場で活躍できることを期待し 研修内容の充実に向けて さらに実践を重ねていきたいと思います。