医療の大転換期 後輩に期待を込めて~愛媛大学医学部講義~

   

10月12日(木) 川之江での診療業務を午前中に終わらせて、急いで東温市の愛媛大学医学部に向いました。1年10か月前までいた私の古巣ではあるのですが・・・気分はビジター。ほとんど知り合いに会うこともなく、講義室に直行いたしました。公衆衛生学の三宅教授のカリキュラムの一環で、ヘルスプロモーションや地域包括ケア等について、大学退職後も毎年講演させていただいています。大学を辞めることで残念だったのが、学生たちとの接点がなくなることでしたが、こういう機会は与えられて、ありがたいです。学生たちが喜んで聞いてくれるよう、私も楽しみながら、彼らに伝えたいこと60分間、フルスロットルでお話してきました。やりたいことは上手くいく! 課題解決型ではなく目的達成型で、患者や住民に「してあげる」のではなく、彼らの力を引き出すような医療に。さらには、地域にアウトリーチをかけて、地域づくりに参画できる、地域力をエンパワメントできる、公衆衛生を理解した医師となるよう、期待をぶつけて来ました。自分らしい生き方の向こうに、自分らしい死に方がある。自分らしい生き方を実現するための伴走者としての医師の役割を受け止めて、医療を生活資源として活用される、まさに地域包括ケア時代を創る医師になっていただけるよう、熱弁をふるって参りました。

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