自治体病院の在り方を模索する安佐市民病院~今度は医療者を対象に院内研修会へ~

   

6月15日(金)18:30~、広島市立安佐市民病院主催の地域関係機関合同の研修会にうかがいました。3月に地域住民を主な対象とした講演会にお招きいただきましたが、その際に平林直樹院長から、次回は病院職員に向けて、地域包括ケア時代の医療について、是非話をして欲しいと依頼を受けておりましたが、3か月も経たないうちに実現するとは思いませんでした。院長と私の目指す方向は一緒ですので、外部から援護射撃?!をするつもりで今回は臨みました。院内に貼られている研修会のポスターには、「預言者 しんちゃん先生来る・・・」と書かれてあり、プレッシャーというよりも、企画者の私への信頼の証のように感じて、思わず笑ってしまいました。会場の病院のホールには200名を超える参加があり、会場に入りきれなかった方々が、第2第3のモニタールームにもいらっしゃったとのこと、院長やスタッフの強い声かけにより、講演前から熱気に溢れていました。職種も多様で、医師・看護師はもちろん、事務職の参加も多く、院外からも医師他在宅医療を支えておられる方々の参加も少なからずありました。講演内容は、日常の生活を支える医療が充実してこそ、病院の医療の意義があり、病院はそのためにも地域にアウトリーチをかけて、地域密着型病院として、在宅医療の充実や住民意識の醸成など、積極的に関わる必要性を強調しました。概ね100分の講演時間でしたが、参加者はしっかりと受け止めて、最後まで熱い視線を送っていただきました。講演の締めくくりに、院長の号令のもと、当地域の地域づくりの推進に向けて、参加者がこぶしを掲げてアピールしていただいたのは、まさに講師冥利に尽きます。

平林院長から、今度は地元医師会や病院に仕掛けたいとご相談がありました。全国の特に自治体病院のモデルとして発信される今後の活動に期待を寄せると共に、その支援ができることを光栄に思います。

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