ヘルスプロモーションのモデル地区の地域包括ケアシステムを考える~平成30年度玖珠郡在宅医療・介護連携推進会議研修会~
3月10日(日)9:30~、玖珠町メルサンホールにて、当地域の在宅医療・介護連携推進会議【矢原敏郎氏(医師)・是永悟氏(歯科医師)他】の研修会が開催され、講師としてお招きいただきました。昨日は同県内の豊後竹田市で宿泊しておりましたので、竹田市のスタッフに車で玖珠町まで送っていただきました。昨日とは変わってあいにくの雨模様で、霧が濃くかかっていましたが、九重の山々や温泉街を得意の妄想でイメージしながら、約70分のドライブを楽しませていただきました。講演テーマは「地域を創るためのマネジメント力を養う〜地域包括ケア時代の目指すイメージを共有して〜ケースメソッド的話し合いの勧め」としました。当初は、前日の竹田市の研修会と同様にと思いましたが、講演後グループワークがあるとのことでしたので、急遽内容を変えて行いました。60分余りの講演でしたが、流石!日曜日の午前中に集まるスタッフです。「聞き洩らさないぞ!」といった、熱心なキラキラした視線を最初から送っていただいたので、失礼後免で遠慮なくアジテートをいたしました。「何のために」という、個人や地域が目指しているイメージ(目標・ゴール)を明らかにしないまま、自分たちの役割を黙々と実践することは、サービスの押し売りであって、効果も期待できないし、連携も図れるはずがない。やらされている者が、やらせるスタイルは早急に改めて、「何のために」をしっかり確認して、住民や地域の力をエンパワメントできるよう、話し合いのファシリテーターとなってくださいと、エールを送って参りました。その後、昨日からずっとお付き合いいただいている池邉淑子氏(保健所長)がリードされて、「在宅医療・介護連携の切れ目と感じるところはどこ?」「切れ目のない連携を目指して必要な取組み、対策は何か?」をテーマに約50分間、数名ずつ10余りのグループに分かれて、グループワークが行われました。講演を聞いていただいた成果だと思いますが、「どうしたら?」の提案を競う場ではなく、連携の目的を明らかにして共有することや住民がその中にしっかり入っていること、またどんな地域になればいいか「妄想する」ことの大切さが議論されたようで、私の役割は果たせたと安堵した次第です。
一昨日に小倉にたどり着き、豊後武田そして玖珠と2泊2日の大分の旅でしたが、アソボーイ列車に偶然乗れたことや、当地の地酒をいただいたこと、そして何より元気な人々にお会いできたこと、疲れはどこかに飛んでいってしまいます。さて来週の今頃は何処に・・・全国行脚はまだまだ続きます。