ハワイに癒されハワイに学ぶ~ハワイから地域包括ケア時代を考える~

   

9月18日から約10日間、ハワイオアフ島に後期夏休みで行っていました。ブログに載せるべきかどうか迷いましたが、どうかご容赦ください。ハワイと聞いて皆さんは何を連想されますか?「“青すぎる海・降り注ぐ太陽” 憧れの全てがここにある(ハワイに恋して2主題歌〜)」のような「世界一の常夏のリゾート」の光景が浮かんでくるのではないでしょうか。大学を辞めてからほとんど休みの無い生活を送っている私にとって、最大の楽しみは、ハワイでの休暇です。日頃仕事でたまったマイレージを一気に活用する機会にもなっています。青い海・青い空・まぶしい日差し・爽やかな風・水平線を真っ赤に染める夕日や朝日等々、想像するだけでソワソワ・ワクワクしてきて、大切な仕事を断ってでも、カレンダーに無理やりスケジュールを突っ込む有様です。しかし実はハワイの魅力はそれだけではないのです。世界中から観光客が年中通して訪れ、多民族が互いに争うことなく過ごしている国として類を見ないと思いますが、自然だけではなく、マインド(住民文化)の点からも、地域包括ケア時代を活き抜く日本の将来に、いろいろなヒントを与えてくれるのです。
ホノルルの観光バスのバスガイドさん、年齢を聞いてびっくり、オーバー70でした。特別有名な方ではありません。つまりハワイでは、高齢者のバスガイドは珍しくないと言うことです。日本では、年齢や資格が先行し、バスガイドという身体的負担も大きい業務には、まず高齢者の採用は難しいと思いますが、ここでは珍しくないんですね。このバスガイドさん曰く「アメリカでは、やる気があるかないか、できるかできないかを問われるが、年齢は聞かれないの・・・」とのこと。高齢化が急激に進んでいる日本では、せいぜい定年延長レベルで、高齢者を新たに採用するといった取り組みははまだまだです。人手不足が深刻になっていても、高齢者を担い手として活躍を期待するマインドは、まだまだ養われていないように思います。高齢者ケアを社会的弱者の一環として進めては来たものの、高齢者の自立として、環境を整えてきたかというと、むしろ後退してしまったように思います。人から「ありがとう」と言われることが、高齢者の健康の一つの証であると申し上げてきましたが、社会における役割を持った高齢者は、間違いなく逞しいし、その活躍を期待せずにはいられません。
アメリカは自由な国ですが、安全や安心は自分自身で守る、つまりセルフケアが基盤にあります。ハワイに行くと、人種も文化も異なる多様な人たちが、仲良く、まるでそれを意識していないかのように(多分していても出さないようにしている、もしくは出さなくてもいい環境)暮らしています。ハワイが安全だと言っても外国ですから、日本人も、日本にいる時とは違って、おそらくセルフケア意識が強くなっているんだろうと思います。その意識が、本来は当たり前なんだということ、日本人の常識が世界では非常識であることを、ハワイでの快適な過ごし方を会得する中で知ることになります。自分らしく生きたいという意欲をもって、セルフケアを養っていくことの大切さを、ハワイの気風に触れて再確認しています。ハワイにはお陰様で、2〜3回/年行くようになり、多くの友人ができました。彼らとの再会も大きな楽しみです‼️

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