各機関や団体からの自主的な熱い発言は何故!? ~平成28年度滋賀県在宅医療等推進協議会~
8月25日 18時から滋賀県庁で開催されました。医師会(3師会)や看護協会やケアマネ協議会をはじめ県下の医療福祉関係機関団体や 難病患者会等当事者団体の代表者 そして県医療福祉部門の担当者が集まりました。私の行政経験上から おそらくいわゆる行政の「お約束」的な形式的な堅苦しい各団体の報告会だろうなと思って臨みました(大変失礼いたしました)。しかしそれは うれしい誤算でした。
昨年度検討されたアウトカム指標の進捗状況やその有効性 新たな数値目標の設定などについて 具体的な報告や活発なディスカッションが行われましたが、いずれの報告も 積極的かつ現実的な取り組みや提案で この会が形式的ではなく まさに実践的な在宅医療推進の原動力であることが了解できました。それを受けて 私の方からコメントをするように依頼されており いつもの「課題解決型⇒目的達成型」をキーワードに 在宅医療を推進する目的の共有に 各機関内はもちろん各機関間も十分議論し理解を深めることの重要性を強調させていただきました。その後の議論の内容からも 方向性を明確にして共有していることを前提に それぞれの役割分担と協働が必要であることを 再確認していただけたと思います。今後は評価指標に 各機関のアウトリーチの取り組み状況や 互いに繋がるためのアプローチなど アウトカム指標だけでなく プロセス指標を盛り込んでいくことを提案させていただきました。セラピストのアウトリーチや訪問看護師の在宅医療のマネジメントの現況も紹介され とりわけ難病患者団体の代表者からは 行政等への要望ではなく 障害者としての「鋭いアンテナ」を地域づくりに活用するための意見をうかがい 大変心強く感じました。滋賀県では何故このように 形骸化しかねない会でも盛り上がるのか 不思議ではありますが 私をアドバーザーに指名しただく県ですので ただ者ではない滋賀県の今後を期待して 今後も努めて参りたいと思います。