地域包括ケア時代の看護師は大学が育成する~熊本大学病院看護部研修会~
10月4日(火) 猛烈な台風に自ら接近することを覚悟して 熊本大学病院に行って参りました。これまで片渕秀隆副院長(地域連携担当)のお声掛けで複数回うかがっておりましたが 今回は本尚美看護部長の肝いりで 看護部幹部から新人まで全看護師を対象とした研修会です。地域包括ケア時代の看護師の在り方を それぞれが考える機会になればと企画されたものです。忙しい日常の中で 看護サービスを提供する手段自体が目的化しかねない状況から脱却し 生活に軸足を置いた医療を担う“看護師のアイデンティティ”を活かし 生活に戻すための医療の推進に取り組む モチベーション向上につながればと 予定の1時間半をオーバーする熱弁となりました。お陰様で 受講者の熱い視線を十分感じることができて 台風の中を押し切ってうかがった甲斐がありました。研修会終了後 看護部長をはじめ幹部の方や地域連携部門のリーダーと懇談させていただき 熊本大学病院が 病棟・外来が一体となって 生活に戻す支援に取り組まれている状況を教えていただきました。全国各地の病院や地域にうかがう中で 私を呼んでいただけるところは すでに取り組んで進んでいるところが大半で “これでいいのだ!”を伝えに行くことが 私の主な役割だと感じることが多いのです。ここ熊本大学病院看護部の 素晴らしいチームワーク そして飲み会の盛り上がりを直に拝見し 今後の全国のけん引役を果たしていただけると確信した次第です。再会を約束して 震災を乗り越えていくエネルギーでいっぱいの熊本を後にしました。翌日 幸い熊本は台風の直撃から免れ新幹線“さくら”は快適に走りましたが 広島からスーパージェットや瀬戸大橋がどうなるのか・・・今日の午後の仕事に穴をあけてしまうことを心配しながらの帰路となりましたが 結果的に岡山・瀬戸大橋経由で約5時間半 無事に松山に到着しました。