保健所のリーダーシップ~高知県の在宅医療・介護連携推進事業~
2017/05/30
2017年1月12日18:30~ 今年初めての講演会は高知県南国市でした。昨年の一番目は鹿児島県の“志布志市”での保健師等行政職を対象とした講演会で まさに“志”に包まれたスタートでしたが 今年も受講者の“志”が伝わる熱い目線を受けながらの心地よいスタートを切ることができました。南国市・香南市及び香美市管内の医療・介護・行政職員を対象としており 在宅医療・介護連携推進事業の一環として 地元医師会に高知県中央保健所(田上豊資所長)が委託して実施するものです。さすが医師会が主催すると違いますね サザンシティホテルのホールは医師の参加も多く100名を遥かに超える満杯状況でした。講演のテーマは「元気高齢者を産み出す医療・介護そして地域」で 地域包括ケア時代の目標を共有して 地域にかかりつけネットワークを構築し 住民自身が自分らしい生き方・死に方を実現できるよう 多職種が連携することの重要性を強調しました。連携とは互いの力を引き出しあう関係づくりであり そのために多職種が安心と信頼のもとで話し合い協働できる場づくりが不可欠であり 地元医師会と市町とが協力して場づくりやその活用を推進することが何よりも先決であることを繰り返しお話しさせていただきました。
田上保健所長のリーダーシップのもと 中澤宏之先生(高知県医師会常任理事) 宇賀四朗先生(香美郡医師会長)そして各市町の担当課長が勢ぞろいして 地元医師会と市町の強力なチームワークを形成することで 地域包括ケア時代を活き抜いていくことを確認する場ともなりました。中澤先生から「皆が活躍できる環境作りに 田上所長が在職中にできるだけ取り組みを進めていきたいと思っております」というメールを翌日いただきました。県行政や県医師会の支援が期待されることころですが 特に保健所の力を心から待ち望んでおり 全国のモデルとしいて推進されると確信しています。
高知新聞の山崎記者が書いてくれました。