在宅医療を地域の文化に〜松戸市在宅医療を考える会〜
松戸市において 在宅医療を考える会 が3月2日に 松戸駅前にある聖徳大学で開催されました。19時からのスタートですが 病院や医師会及び地域の多職種医療福祉関係者 また保健師等行政関係者など 幅広い層から約120人 の参加があり 会場は一杯でした。在宅医療の先駆者として活躍されているあおぞら診療所院長の川越正平先生からのご依頼で したので 気合を入れて臨みました。講演に引き続き シンポジュームが開催され 川越先生と松戸医師会長 和座 一弘先生が座長となり 地域の中核病院の代表格 国保松戸市立病院長の烏谷博英氏および東松戸病院長の岩井直路氏 さらに松戸市福祉長寿部の草野哲也審議監がそれぞれお話しされました。市と医師会と地域の基幹病院が同じ席につくこと これが地域包括ケア時代の 生活を重視した医療システム構築の基盤だと思っている私には、大変心強い限りです。川越先生は 来年春 在宅医療学会総会を開催されます。また和座会長はとても情熱家でやる気満々。また中核病院の院長もモチベーション高く 互いに仲がいい。さらに厚労省から出向されている草野氏も熱血漢 若きリーダーです。松戸市の今後 期待いっぱいで注目しています。
なお、住民の意識を変えることは難しいとの意見がありましたが 私の言葉足らずをカバーすると 住民の意識を変えることは何も難しくありません。現にしっかり変えてきたので 医療にすっかり依存するようになったんだと思うのです。変えるのが難しいのではなく 正しい方向へ変えることが これまで難しかったということです。生活に戻すための医療が重視されることにより 医療環境が変われば 住民の意識も 必ず変わって行くと思っています。