診診連携 病診連携 病病連携 生活重視の医療を求めて 医師会がリーダーシップ~くすのきホームケアドクター交流会~
9月15日(木)19:30から当会が開催され ゲストとしてお招きいただきました。彦根市及び周辺の市町から 在宅療養支援支援診療所を含む診療所医師や急性期病院医師 彦根医師会長・副会長参加のもと 行政のスタッフとともに 当地域の在宅医療推進による地域包括ケアシステム構築に向けた検討会が行われました。なかなかこのような場を設けることは難しいのですが 市立彦根病院医師であり この春から彦根医療福祉推進センターに就かれた 切手俊弘先生の熱い思いと強力なリーダーシップにより実現しました。私からの話題提供から グループディスカッションにつながり 本音を言い合うかなり踏み込んだ議論の場となりました。「元気高齢者を育成支援するための日常の取り組みの重要性は理解できるが 目の前の患者の対応に終始してしまい 結局は後追い作戦
となってしまって・・・そこまで現場では手がまわらない。」また「急性期病院で懸命に治療したにもかかわらず 地域での受け入れが難しく 患者をいかに地域に戻すか苦慮している現状や 生活重視の医療への展開が まだまだ難しいなどといった 医療者の疲弊を招く要因となる厳しい現状について話し合われました。具体的な答えは そう簡単には導き出せないが このような集まりを地道に続けていくことで 医療者及び住民の意識改革に取り組んでいくことが申し合わされました。今後も定期的・継続的にこのの話し合いは継続されるとのこと。地域包括ケア時代を積極的に迎えていく上で 強力なリーダーシップが期待されますが この会が、国の医療ビジョンや各種施策に振り回されることなく 患者や住民の求めるものを引き出し 後追い作戦の現状から脱却した 将来へ向けた地域づくりに貢献されることを 心から期待しております。
切手先生 勝山保健所長