“してあげる看護”から“みかたする看護”へ ~新潟県看護学会~

   

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12月2日(金)新潟県看護協会(佐藤たづ子会長)主催の28年度看護学会が 約750名参加のもと開催されました。 駅から歩いて約15分 新潟市のシンボルタワーといっても過言ではない「朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)」にうかがいました。昨日まで 鹿児島県徳之島にいましたので 北国新潟との温度差で 体が大幅に伸び縮みした感があります。

さて学会テーマは「暮らしを支える看護の知~“してあげる看護”から“みかたする看護”へ」で 私が普段から強調している “医療を生活資源に”“してあげるから求められるへ”“エンパワメント”といった 地域包括ケア時代のキーワードを 十分に共感していただいての招聘でした。私の講演テーマは 「生活に戻すためのチーム医療と地域包括システム」で この期の医療の大変革へ向けた 看護師のアイデンティティーを活かしたチームマネジメントなど 看護協会のリーダーシップを心から期待して 2時間近くをいただいて  エールを送って参りました。

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img_7785 その人らしい生き方・死に方(QOL・QOD)を実現することを目的に 医療・看護が惑わず チーム一丸となって取り組めるような環境づくりが重要です。医師をはじめ医療者間 また住民において その理解と協力が不可欠ですが まず看護師自身が “志”を共有し “ぶれずに進む”ことが必要です。看護協会がその旗振り役として 地域や立ち位置を超えて 看護師の育成支援を図っていくことが期待されます。中でも“してあげる”方の一方的なサービス提供中心の看護は 患者が医療や介護にますます依存することになり 患者の自主性・自立 エンパワメントには到底至らない結果を招くことになります。求められて その実現に向けて 患者との信頼関係を築いて支えていくこと それが“みかたする”という言葉の解釈だと思いますが これまでしてきたことを否定するのではなく してきたことが みかたすることになっているかどうかを再確認して 活かしていくことが大切であり 今回の学会がそのきっかけとなることを祈念しています。

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img_7792学会終了後の懇親会 看護協会の皆様の厚い熱い“おもてなし”に 私自身がエンパワメントされました。ありがとうございました。
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講演終了後 新潟市地域医療推進課の清水智子課長補佐(保健師)と関根伴和氏 済生会新潟第二病院の斎川克之氏(MSW) そして山の下ネット在宅医師の阿部行宏氏 この地域包括ケア推進最強メンバーから 市の医療・介護 多職種連携による 在宅医療への先駆的な取り組みをヒアリングさせていただきました。新潟市モデルには 全国に普及すべきポリシーやノウハウが詰まっています。この内容については 別途報告いたします。乞うご期待!!
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