12月7日は 滋賀県医療福祉推進アドバイザーデー ~甲賀市 東近江市~
2016/12/10
前日から関西に入り 朝8時には滋賀県大津駅前のスタバでスタンバイ?!しておりました。午前中は甲賀地区の保健師さんを対象とした研修会 昼は 甲賀市の(在宅)診療所での勉強会 午後は 同じく甲賀地区の介護事業者対象の研修会 夕方からは 少し東に動いて 東近江市の市職員の研修会と ハードスケジュールとなってしまいました。それぞれの参加者にとっては一回ですので 私にとっては 多少お話しする内容は異なるとはいえ 重なっている部分も少なくありませんので いかに新鮮味をもって臨めるかが重要です。せっかく忙しい時間を割いてお集まりいただいた方々に 来た甲斐があったと思わせられなければ そう!プロではないんだと言い聞かせ やり通してきました。今の自分の役割は 滋賀県庁の皆さんと共に 県内にムービングを起こし 各地域の自主的な取り組みを促進することですので 気合は入っているつもりです。滋賀県が日本の少子高齢社会 地域包括ケア時代の牽引役を果たせるよう 微力ながら覚悟して取り組んでいます。
まず保健師の会ですが 甲賀市の保健事業がストップ?!するぐらい 事務職等も含め約50名が参加されていました。地域包括ケア時代を迎え 保健師本来の出番が復活した?!(私はそう思っています)ことが要因でしょうか 私の辛口トークに耐えながらも 本当に熱いまなざしを終始送っていただきました。
昼食後の“かりゆし”診療所の勉強会には 東(あずま)院長の講義とケースカンファレンスに 在宅医療福祉関係者が20名あまり参加し まさに地域に根付いた草の根活動を見せていただきました。国から言われなくとも 地域・住民を見ている方々が 限られた資源を活用した主体的な活動が 各地域には既にあることを思い知らされます。
午後は さすが“忍者の里”甲賀市 “忍プララ”に会場を移して 介護を担っている地域のリーダー約30名にお話しさせていただきました。要介護者から「ありがとう」と言われて満足するのではなく 介護士のほうから「ありがとう」と言える 社会的弱者を元気高齢者にエンパワメントできる 自立支援の日々の姿勢の大切さを強調してきました。
夕方は 東近江市役所に移り ノー残業デーに自主参加ということで案内された勉強会でした。保健福祉以外の職員も多く 100人を超える会場いっぱいの参加者でした。冒頭のあいさつで 「地域包括ケアは 部署を超え 市役所総動員で取り組み地域づくりだ」とあり これまでの私の疲れは吹っ飛びました。私が話し出して10分もたたないのに 集められた職員ではない証でしょう 身を乗り出して聞かれている方や きらきら光る視線があちらこちらから送られてきて 東近江市役所職員の底力を体感することができました。午前中の保健師さん対象と同様 辛口トーク炸裂でしたが それを受け入れ今後の原動力に活かしていただけたのものと確信しました。
どの地域も悩んでいることは同じで 明るい未来がイメージできず 課題解決に振り回されているように思います。今こそ元気高齢者が街を創造していく未来を想定して しっかりと地に足をつけて 計画的に 地域資源総動員で取り組む必要があります。私にお声がかかる地域は共通して 危機感を持たれている一方で主体性も高く その姿勢や活動内容は私自身にとって勉強になること満載です。だからこそ一過性ではなく このエネルギーを次の世代に活かしていきたいと “まだまだこれから”私自身がエンパワメントされています。
大学を辞職してからこの全国行脚もおおむね1年がたとうとしています。もう一方の活動の柱 産業保健でのメンタルヘルスへの取り組みですが お陰様でこちらも順調に進行しており 昨日は7名の面談がありました。こんなに忙しくなるとは・・・想定内ではありますが 大学を辞めたことが良かったと振り返ることのできる師走です。
今日 サンダーバードで富山に向かいます。