卒後の看護教育・フォローアップによる 医療現場のエンパワメントを期待~和歌山で看護教育学会開催~
第27回日本看護教育学会が 3月4日 紀三井寺にある和歌山県立看護大学で開催されました。和歌山は看護協会のファーストレベル研修でもう10年毎年うかがっていることころ。また 和歌山県立医科大学病院にも何度も参りました。昨年も日本医療マネジメント学会和歌山支部総会にもお招きいただき 私にとって大変ご縁を感じる心落ち着くところです。今回は看護師を主な対象とした学会です。まさに私のターゲットである職能へのアピールの絶好の機会です。90分いただきましたので、地域包括ケア時代のキーとなる“生活に戻すための医療”の実現は 看護師の手でといった内容の講演をさせていただきました。
関西だけでなく 中四国からも大学や現場の看護師や教育者が約200名集まり 受講者の熱意が身に染みる?!機会をいただきました。“看護師が医療を変える”ということを これまでいろんな機会に申し上げてきました。しかし実際は厳しく せっかく大学で育んできた看護師のアイデンティティが 現場で発揮できず むしろ崩されていく現状をうかがうことも少なくありません。せっかくの機会ですので 看護教育に携わる方の出席が多いとのことでしたので 看護大学の卒後のフォローアップや 再教育など 現場の看護師の支援体制へご尽力いただけるようお願いをしてきました。
結局は人です 人材養成は何よりも重要です。特にマネジメント力が求められており 目前の課題可決に翻弄されず 目的・目標をしっかり見定めて 関係者や住民をその実現に向けて協働できる環境整備が大切です。その力を養成支援できる教育が 現場に届く・活用されるよう 当学会の今後の活躍に期待しています。