大都会:大阪でかかりつけネットワーク構築による 元気高齢者育成支援へのチャレンジ~大阪府医師会~

   

大阪府介護保険研修会が 3月4日(土)14時から 府と府医師会の共催で 大阪府医師会館で開催されました。会場一杯の参加者300人 うち医師会員が250名を占め いわゆる地域の在宅医療を担っておられる先生方中心の研修会となりました。私から「かかりつけネットワークの構築と住民の意識改革」をテーマに90分そして その後「介護保険の意見書の書き方等」について 60分の講演主体の内容でした。今回の仕掛人は 日本医師会の介護保険委員会の副委員長で 平成23年から同会で私もお世話になっている 大阪府医師会の副会長 中尾正俊先生です。これまで何度かお誘いいただいたのですが 大学時代は愛媛大学病院連携病院長会議といつもバッティングして失礼を重ねていたのですが 今回ようやくかないました。とはいいながら午前中は和歌山でしたし その後は福岡といった 切迫したスケジュールでしたので 講演時間のみ滞在という厳しい参加となりました。それでも 会場からの熱いエールをいただき 私自身大変エンパワメントされましたし 中尾先生にも面目がたち安堵いたしました。

地域包括ケア時代の医師や医療の在り方は 医師会から10年以上前に 今の方針が発信されており 日本医師会の先見性を称えるとともに 何故それが広がらないのか 今後に医師会 特に地域医師会の積極的な取り組みを期待するところです。総合支援事業や認知症対策など まだまだ介護分野にとどまっている事業運営に 医療を含めた生活モデルの重要性を周知して 併せてかかりつけ医のエンパワメントをはかる体制を整えることで 医師会が保健(健康づくり)・医療・福祉といった縦割りの分野を超えて 地域をけん引していくことが 最も効果的だと考えています。かかりつけ医ではなく “かかりつけネットワーク”という意味が地域に浸透していくことが これからの地域医療推進に向けたバロメータとなっていくと確信しています。

 

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