滋賀櫃本塾へのチャレンジ~地域コーディネーター研修会~
9月22日(金)9:00~15:00、大津市のピアザ淡海で、地域包括ケアを地域で推進するリーダーを育成支援することを目的とした研修会を開催しました。リハビリテーションの考え方を重視して、県庁と県のリハビリセンターの共催企画です。滋賀県の医療福祉アドバイザーを移植されて一年半が経過し、各地域に直接赴いての活動支援と併せて、地域をマネジメントする人材育成にも取り組んでいます。当研修会は、ケースメソッド的検討を活用して、いろいろな話し合いの場で、目的に返ったぶれない判断力を発揮できるファシリテーターを養成するものです。保健師や社会医福祉士、セラピストや事務職他行政や医療福祉に関わっている約50名の参加がありました。彼らの多くは既に地域のマネジメントに関わっており、まさにリーダー育成の場として企画されました。
初めに、「地域包括ケア時代の目指すものは?」といった内容で、ヘルスプロモーション理念やMCCEサイクル等に触れながら、公衆衛生の考え方についてお話し、その後、以下のようなポイントを確認しながら、ケースメソッド的検討の進め方(ファシリテーターの実際)について解説、そして2事例を私自身がファシリテーターになって、約3時間の講義を行いました。
午後からは、3事例(特定健診・介護予防・ケア困難事例)について、各グループ(4~5人)で、ケースメソッド的検討を、ファシリテーターを持ち回りしながら、2時間にわたって実践しました。わたしからミッションは何か?と問いかけに、受講者は惑いながらも、ぶれない判断力を体得するために、それぞれ自分の言葉で、自ら納得できるように、懸命にディスカッションに参画されていました。10月6日も第二回目として、今回のフォローアップを兼ねた研修会を開催します。
「やらされている人が誰かにやらそうとしても 上手くいくはずがない。まず自らやる人になることが大切。そのためにも目的に返ることが不可欠で、自ら納得できる目的を確認できれば、それはやりたいことになり、自分の力や関わった方々の力を引き出すことになる」 このことを体験して、地域のマネジメントの醍醐味を知り活躍してほしい!!
“偉そう”と思われることをあえて恐れず申し上げますと、彼らが櫃本塾の塾生として、今後地域でリーダーとしてさらに成長すること期待していますし、できる限り応援しつづけたいと思いました。