医師会が地域をけん引する~高島市医師会研修会~

   

10月27日(金)は、滋賀県医療福祉アドバイザーの私にとって、高島市強化?!月間の最終日。3回連続で計画的に、多職種・行政対象、市民対象、そして今回の医師会・基幹病院対象と、講演やディスカッションを行ってきました。当市医師会の岡田清久会や市民病院の高山博史院長はじめ、約30名の会員に集まっていただきました。地域行政と地元医師会そして地域に密着した病院の協働により、多職種連携のプラットホームを構築し、医療福祉関係の多職種が行政と共に話し合う場を企画運営することにより、地域主体のまちづくりを進めていくという、私がこれまで提唱してきているシステムの“全国展開モデル”を、高島市が担っていただくことを心から期待しています。その実現のためにも、今年度最終となるこのチャンスを、何とか活かしたいとの思いで臨みました。講演後のグループ討議には、医師会の先生方の中に病院や行政のスタッフが参加して、高島市が目指すべきこれからの姿や、課題解決にとどまらない、地域づくりにどうか関わっていくかなど、熱い議論が交わされていました。医師会の先生方が、まず当地域の将来を“妄想”しイメージを共有していただくことが、地域づくりの大きな原動力になることを、感想と期待を込めてお願いして参りました。

会終了後、有名なメタセコイヤの並木道を見せていただき、さらにあの遠藤周作が長期滞在し贔屓にしていた、鮒寿司等地元料理で有名な琵琶湖湖畔の“湖里庵”で、懇親の場を持っていただきました。夕日が湖畔に沈む景色を前に、ワインや琵琶湖の珍味に癒される一方で、講演会の延長戦の場として、医師会幹部の方々とのディスカッションを楽しむことができました。また次回、高島市を訪れる機会を約束して、マキノ駅から帰路につきました。

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