ありがとうと言われる元気高齢者が内子町を創る~第15回加戸病院健康セミナー~

   

10月28日(土) 台風が近づきつつある小雨模様の中、愛媛県内子町の地域医療を担う「医療法人弘友会 加戸病院」の地域住民を対象とした健康セミナーに行って参りました。大学を早期退職してこの2年間、県内の病院ではほとんど講演していませんでしたので、とても新鮮な気持ちでお話しさせていただきました。そのため、普段から申し上げていることも、多様過激な表現となり、「日本は医療や介護福祉そして行政など、“してあげる”サービス満載のため、高齢者は社会的弱者に一気に追い込まれる恐れ“落とし穴”がある。」など、本音トークで約90分、ぶっ通しでさせていただきました。「その人らしい生き方があって、はじめてその人らしい死に方がある」「高齢者よ大志を抱け! 年齢に関係なく、意欲もってKeep on goinng!!」など、高齢者は社会的弱者ではなく、地域の担い手として活躍することが期待されていることを、多方面からの切り口で、エールを送って参りました。

加戸病院は、地域密着型病院機能とかかりつけ医機能の両方を持つ、地域を支える病院として、今後ますます重要な役割を担う、当地域の貴重な資源です。そのためにも、病院の地域へのアウトリーチを推進して、さらなる信頼関係の構築のもと、地域の医療や福祉そして行政をマネジメントすることで、生活を支える医療をけん引していただきたいと心から期待しています。

無事役割を終えて、台風“嵐”の前の静けさの中、帰路につきました。

 

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