2018年は守山市から~滋賀県医療福祉アドバイザー発進~ 

   

1月19日(金)は 年初めの滋賀県医療福祉アドバイザー活動は 守山市からのスタートです。午前は部内関係課の職員が集まっての 地域包括ケア時代のまちづくりに関するディスカッション 午後は主任ケアマネを対象とした研修会です。

10:30~ 長寿政策課から守山市の現状や「笑顔がつなぐ支え愛のまちづくり」について、思いを込めて説明があり その後私がアジテートする中で 本当のまちづくりや目指すべき目標の設定について 踏み込んだ話し合いが持たれました。私の講演を何度も聞いている地域包括のメンバーからは 以下のような話し合いのポイントを あらかじめ用意してくれていました。①課題解決型の業務が多い中で、手段や方法に振り回されて、疲弊することが多い。何のためにやっているのか、ぶれない目的があれば、手段や方法は自ずとみえてくるため、目的を明確に持つことを共有する。②ますは、職員が“こんな街になったらいいな”というポジティブな明るいイメージを共有する。③疾病管理による個別ケアだけではなく、力を引き出せるようなアプローチの大切さを共有する。④行政として地域全体のマネジメント(=住民力(自助や共助)を引き出してくためのアプローチ)の大切さを共有する。⑤「相互」支援事業(こちらから住民に「ありがとう」と言える関係)⑥赤ちゃんからお年寄りまでの「地域包括ケア」を推進するための仲間を増やす。(職員間で「地域包括ケア」の捉え方の違いがあり、共通認識を持つ)⑦職員間で地域づくりを考える。など

支える人と支えられる人の関係図 つまり社会的弱者ケアの体制づくりを終焉させ 一生自分らしく生き地域に貢献できる人として 互いに地域を支え創る担い手となるような まちづくりをイメージしていくことを確認しあうことができました。

14:00~ 守山市の主任ケアマネ(事業所の管理者を含む)を対象に 「我がまちの地域包括ケアを考える」をテーマに 私からのミニ講演とディスカッションを行いました。ここでも 地域包括ケアセンターの保健師から 以下のポイントをあらかじめ上げてくれていました。①地域包括ケアの「理解」と「覚悟」「目指す姿」を考え ケアマネとして地域でできることを共有し 地域づくりの輪を広げる(ケアマネとしてどのような視点を持って地域づくりに関わるのかを考え、共有する)。②地域づくりを我がごととしてとらえる(地域づくりは行政だけの役割ではない)。③その人らしい自立(自律)とは何かを考える。④本人の自立(自律)QOLを重要課題としたケアマネジメント力とは何かを考える。⑤住民の力を引き出すための支援とは何かを考える。など

目の前の厳しい現実に立ち向かいながらも ケアマネの本来の役割を見失うことなく その人らしい生き方・自立促進に取組んでいる現状やマインドについてうかがうことができ 大変心強く感じました。

滋賀県内を走り回る中で ふと立ち寄るお店に 元気をいただいております。今日は若夫婦が営むイタリアレストラン 大正解でした。

2018年も この2年弱の滋賀との関りの中で養われた人や資源を大切にして 初心を忘れることなく アドバイザー活動に邁進して参りたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

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