愛媛も頑張ってます~第8回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会および第4回愛媛県慢性期医療協会研究会 同時開催~
1月20日(土)に松山リハビリテーション病院で 第8回日本医療マネジメント学会愛媛支部学術大会(総会長:木戸保秀(松山リハビリテーション病長)が開催されました。この学会は日本医療マネジメント学会の県支部活動として 古林太加志副支部長 (十全総合病院名誉院長)のリーダーシップのもと 2010年にスタートしました。当初から私が支部長を努めさせていただいておりますが 当初50人足らずの会員は250名に及ぼうとしています。例年は11月ですが 今回は平成30年度医療介護同時改定を見据えて 木戸総会長の肝入りで1月に行われました。2000年に介護保険制度ができてから18年 また疾患別リハビリや回復期リハビリ病棟も同時期に制度ができました。この学会の母体である日本医療マネジメント学会第1回総会も1999年でした。医療・介護それぞれの立場で 2025年問題に向けて もう一度原点に立ち返り リハビリテーションマインドを大切にしたディスカッションが必要な時です。特別講演として 夢のある少子高齢化時代のまちづくりや近未来医療・介護としてAI(人工知能)の分野から それぞれ松山東雲女子大学・松山東雲短期大学学長の塩崎千枝子先生 および愛媛大学大学院理工学研究科教授の岡本伸吾先生にもご講演をいただきました。さすが塩崎前厚労大臣のパートナーである塩崎千枝子先生です シニアパスを65歳以上に義務付け 自分たちの人生を自ら描き実践していく高齢者を育成支援し 彼らが地域を支えていくことの重要性を強調されました。また岡本先生は 日本の目指すAIの象徴は“鉄腕アトム”や“鉄人28号”のような まさにパートナーであり AIに依存することなく ともに協力して(活用して)これからの時代を創っていくものとして 現状や未来について 熱くお話しいただきました。
そして今回は 木戸先生や私が世話人である“愛媛県地域包括ケアを考える会(第四回愛媛県慢性期医療協会研究会)(西尾俊治会長 南高井病院長)”を至近の別会場(同日14:30~16:50 テクノプラザ愛媛)にて同時開催とし 30年同時改定について 鈴木邦彦日本医師会常任理事に特別講演をいただき 200名を超える関係者が拝聴することができました。 鈴木先生とは 日本医師会の委員会でご一緒させていただいており 自他ともに認める当分野のリーダーです。30年の同時改正について 盛りだくさんの内容にもかかわらず わかりやすくレクチャーいただき さらにご自身の地域づくり活動のご紹介を通じて 医療や介護に関わる我々が 住民力や地域力を引き出し 高齢者が地域創り活性化していく 夢のある新しい日本を構築する そのような地域を実現する牽引者となるよう 力強いエールと共に元気をいただきました。
講演会後の両会の合同情報交換会では 忙しい中 久野梧郎愛媛県医師会長や塩崎泰久前厚労大臣もご参加いただき 本会さながらのディスカッションが行われました。同時開催のため 主催者・関係者の皆さんには大変ご負担をおかけしましたが その成果はあったと確信しています。皆様ありがとうございました。
きよみずさんのおもてなしに 鈴木先生も満足していただけました。