西予市で立ち上がる愛媛の「つなぎ人」達の熱き想い~手をつなぐ南予プロジェクト~

   

2月11日(日)13:00~、ピークは超えた?!かもしれませんが、まだまだ雪の舞う極寒の西予市卯之町:西予市保健センターで、“手をつなぐ南予プロジェクト(代表 高村好実氏)”の立ち上げを記念して、100名をはるかに超える参加者のもと「多職種連携研修会」が開催されました。勇美財団の助成金をいただいて、南予圏域の医療・介護に従事する専門職、行政職を対象に、地元有志が集まり企画したプロジェクトです。地域包括ケアシステムの構築や在宅医療を推進するために、医療介護の専門職が、まず顔を合わせることで、互いの今後の業務が円滑になることを期待し、各職種において「何ができるか?」「何をすべきか?」を考える機会と位置付けています。南予地域は、宇和島医療圏、大洲・八幡浜医療圏と二つの医療圏をまたいでおり、重篤な患者は主に市立宇和島病院に搬送され、治療後は各二次救急病院へ転院し、その後介護施設やグループホーム、在宅での暮らしへと戻っていかれます。その南予圏域で、これら急性期病院からみた介護施設や在宅、さらには、在宅など介護を提供する側からみた急性期病院の役割など、「命をつなぐ現場」から「暮らしをつなぐ現場」の専門職が、一人の患者(利用者)を支援するために、それぞれの立場から広い視点で互いに理解し考えてもらうことを目標とされています。

私の講演テーマは、【『地域包括ケア時代』「つなぎ人」になろう!元気高齢者の育成支援~生活に戻すための多職種連携~】です。南予は私が大学卒業後から約10年にわたって、病院や保健所等で過ごした地域です。第二の故郷と言っても過言ではありません。その当時共に活動した仲間もずいぶん駆けつけてくれています。また活き活きとした若者たちもたくさん参加されています。県外ばかりで愛媛にあまり貢献していない思いもあって、まさに私に用意された“ステージ”との意気込みで、60分間余り、精一杯のパフォーマンスをさせていただきました。講演終了後の参加者の輝いたまなざしが、何よりのご褒美です。当プロジェクトが、少々のんびり過ぎる愛媛県の対応に喝を入れて欲しいものです。まず南予地域から、少子高齢社会を明るく築く、住民文化を醸成する取組みが発信されることを心から祈念して、極寒地を離れました。冷えた身体に、駅の鍋焼きうどん、温まった!!

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