順風会産業保健支援室の活動展開~新居浜工業高等専門学校 メンタルヘルス研修会~

   

2月20日(火)14:30~16:00、当校の教職員を対象とした、職場のメンタルヘルスをテーマとした研修会を開催いたしました。校長・副校長先生はじめ30名余りの参加をいただきました。順風会健診センターが、当校のストレスチェックを担当しており、私が担当している産業保健推進室の活動として今回の開催となりました。当校の原直樹氏(総務課長補佐)は、私が愛媛大学病院時代に総務課におられた元同僚で、原氏の企画で今回の研修会が進められました。全国に50か所程度“高専”があり、愛媛には当校と弓削商船がありますが、高校でもなく大学でもなく、その両面を持つ学校です。専門性の高い教育により、即戦力として活躍できる人材育成がなされており、就職率も100%で、特に昨今の人材不足の中、地域から期待されている学校です。先生方は大学から来られている方も多く、教育と研究の両面で取組んでおられます。学校保健として、学生への心身の健康管理対策は充実していますが、いずこも同じではありますが、教職員には必ずしも十分な対応がなされていません。教職員が心身ともに健康であることが、学生の健康支援や教育体制の充実につながるとの考えから、今回の企画につながったとのこと。学校自らが、主体的に取組んでいただけることは、極めて心強いです。

我が産業保健推進室も、設立されて概ね2年が経過しようとしています。「働き方改革」が推進される中、長時間労働対策に留まらず、徐々にですが着実にメンタルヘルス対策への関心や取組のレベルは向上してきていることを実感しています。大学の早期退職を決断させた一因である、労働衛生コンサルタントとしてのメンタルヘルスを切り口とした産業保健の推進に、産業保健推進室や健診センターと共に、事業所や産業医等に働きかけながら進めて参りたいと思います。

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