今年度のスタートは北海道から~南そらち医療セミナー~

   

4月13日(金)18:30から、北海道グリーンプラザ・ホテルサンプラザにおいて、南そらち医療セミナーが開催され、はるばる?お招きいただきました。雪こそ降りませんが、まだまだ春は遠い感じの北海道、今年度最初の県外講演として、身が引き締まる思いです。フリーになって毎年4月は、それまでの過密スケジュールが嘘のような閑散期になり、今年も今日まで県外講演がありませんでした。

3月24日以来の3週間ぶりの講演ですが、今年度も“ステージ”を意識して、受講者をエンパワメントできるよう臨みました。テーマは、「入院前から退院支援:生活に戻すための多機関・多職種連携~平成30年診療報酬同時改定のポイントから~」で、空知地域の在宅医療や地域連携に関わる医師・看護師・MSW?ケアマネ他、約40名が参加されました。今年の2月からは、今回の医療介護報酬同時改正を意識して、地域包括ケアシステムの真意と、今後の流れ、目指すべき方向などについてお話しています。お世話いただいたのは“テルモ”で、生活を支える医療を重視してこれまで展開してきた企業方針が、地域包括ケア時代を迎え、追い風が吹いている企業です。約15年前、愛媛大学病院でどのように展開していこうか考えていた折から、“テルモ”にはいろいろご支援いただきました。北海道で協働するとは当初考えておりませんでしたが、今後とも“テルモ”とのご縁を大事にしたいと考えています。

久しぶりということを忘れて、約60分の講演時間は、今年度のバージョンアップにつながる機会となりました。岩見沢医師会長の竹内文英先生と、講演会後ワインを交わしながら、いろいろお話ができたことも有意義でした。今年の11月、医師会がマネジメントして、行政や地域中核病院に声をかけ、講演会を開催するとのことで、再度うかがうことになりました。

四国であろうと、滋賀や三重であろうと、東京や大阪であろうと、そして北海道であろうと、悩んでいることには変わりありません。目の前の課題解決に振り回され、やらされ感覚が強くなり、肝心の目指すべき地域づくりに意欲がわかない状況です。私の役割は、目的共有への動機づけと、意欲を引き出すマネジメントです。MSSEプロセスをしっかり身つけていただいて、受講者が地域のリーダーとして、私の役割を地域に広げていただくことを、心から期待しています。今年度のスタートを、北海道の皆さんのお陰で、順調に切ることができました。今年度も、地域包括ケア時代の語り部・走るヘルスプロモーションを意識して、やりたいことを、“ステージ”として、やっていきたいと思います。

北海道にくると・・・グルメですね! まだまだスケジュールが詰まっていないからこそ、今回は1日余分に宿泊して、大自然とともに味わいました。

 

 

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