住民と行政の信頼関係と住民主体のまちづくりを実現するために~地域支援を考えるフォーラム in 坂出~

   

11月6日(火)14:00~、四国交通共済会館において、坂出市の地域包括支援センター(中西佐知子センター長)主催の、地域の住民リーダー(自治会長・民生委員・老人会長他)を対象とした、年に一度のフォーラムが開催されました。坂出市櫃石島は私のルーツ、曾祖父の出身地であり、愛媛大学に合格した折、父から「先祖が四国に引っ張った」と言っていましが、私にとって特別なまちです。厚労省の仕事で縁ができ、この3年間は市関係の皆様にも大変よくしていただき、さらに綾宏(あや・ひろし)坂出市長と妄想を共有するほど懇意にさせていただいています。市長のいつもながらのヒューマニスティックかつユニークなご挨拶に続いて、私から基調講演(50分程度)をさせていただきました。テーマは『「地域包括ケア時代」元気高齢者が地域を創る!~ありがとうと言われて活き抜く~』で、医療や介護そして行政に過剰依存することが、どれだけ自分らしい生き方(さらに死に方)を妨げることになるのか、また障害の有無や年齢に関係なく、「支える人と支えられる人を区分しない」互いに支え合う関係づくりこそが、地域づくりの根幹であることを、例をあげながら、伝えて参りました。行政から住民にこのようなお話をすると、これまでの行政依存体質が変わらない限りでは、抵抗はあっても共感が少ないことから、この場面は私のような、全国行脚中の「坂出の子孫」にお任せください! 市長が言いにくいことを私が代弁しましょう! そんな気持ちで今回も臨みました。

それを受けて、市長が推進している「健幸なまちづくり」を実現に向けて、支え合うことの重要性の理解促進と、明日から取組めそうな意欲とプランにつながるよう、各地区に分かれてのグループワークが1時間程度行なわれ、行政と住民、住民同士の信頼関係の構築や、「地域は元気高齢者が創る」の実践に向けたエンパワメントに、楽しみながら参加されていました。グループからの報告には、行政への要望や苦情はなく、自分達がしたいこと・やるべきことが提案され、行政と住民の本来の付き合い方・関係性が伝わってくる、大変心強いものでした。坂出市のアドバイザーとして依頼をされましたが、我がルーツの地・坂出市において、今後の活動が本当に楽しみです。

 

 - その他