市長のリーダーシップ!!地域包括ケアは全庁的取組みでこそ実現する!~坂出市職員全体研修会~

   

11月7日(水)9:30~、坂出市役所において、全庁の部課長全員参加による、地域包括ケア体制の構築や実現に向けた研修会(丸橋通良健康福祉部長・國重英二教育長主催)が開催され、講師としてお招きいただきました。坂出市の綾弘市長は、以下(参考)の施政方針に基づき、①総合的な事業展開を図るための全庁的な取組み ②庁内の組織横断的な連携 ③住民主体の観点に立ったまちづくりなど掲げて、平成30年春から、本格的に健幸のまちづくりに着手されています。具体的にはこの4月に、役所の機構改革を行い、健幸のまちづくり推進を担当する専任の係(けんこう課健幸推進係)を設置、さらに7月、これ係る施策の総合企画および総合調整を行う、市長をトップとする庁内組織横断的な推進本部(本部会・幹事会)を設置するなど,精力的に推進されています。また8月には、学識経験者や各種団体,関係機関の代表者で構成する健幸のまちづくり推進協議会を設置し、10月には第2次健康増進計画等の中間評価・見直しのための市民アンケートを実施するなど、住民の声を積極的に取り入れようとされています。

講演では、私のこれまでの目的志向型の歩みの実際を紹介しながら、健幸なまちづくりの真意とそのための全庁的な取組みの必要性、住民・地域と行政の関係性、そして普段から申し上げている「MCCEプロセス:ミッション・コンセンサス・コラボレーション・エンパワメント」などについて、約80分間にわたって、力一杯思いを伝えて参りました。どこかの市町村と違って、市長は公務のため・・・ではなく、昨日の会もそうでしたが、市長は最初から終わりまで、私の話に首を振りながら、メモを取りながら参加されていました。私への同志としてのエールであり、何よりもエンパワメントされますね。

綾市長のリーダーシップや関わる職員の意気込みは、私も引き込まれる程の本気モードです。地域包括ケア時代を活き抜くには、住民も行政も180度の意識改革が必要であり、時間も労力も相当かかることは間違いありません。そのためには、どうしてもトップダウンによる強力なリーダーシップと、それを推進する行政マンの意識(マインド)が不可欠です。坂出市にその可能性を感じています。我がルーツ坂出市のアドバイザーとして、私も微力ながら関わって参りたいと思います。

*<参考>市長の施政方針(平成30年3月)※抜粋・・・・住みたいまち,住んでいてよかったと思えるまちの実現に向けましては,市民の皆様が,健やかに幸せに暮らせるまちづくりを進めていくことが必要であります。本市では,医療・介護・生活支援等が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築に向けた取組,健康遊具の設置,ラジオ体操普及・健康増進事業をはじめとして,様々な医療・介護・健康関連の施策を実施しておりますが,今後は,健康づくりだけでなく,コミュニティ活動やまちづくり等を含めた総合的な事業展開を図る「健幸のまちづくり」の取組をさらに発展させてまいります。 新年度は,けんこう課に設置する健幸推進係において,本格的な「健幸のまちづくり」の推進に向け,実効性のある全庁的な体制の構築について検討を進めるとともに,市民の皆様が,楽しく,継続してウォーキング等の健康づくりに取り組んでいただけるよう,組織横断的な連携のもと,新たに健幸マップを作成いたします。さらに,本市が当初より参加しております日本健幸都市連合とも連携・協力しながら,市民の皆様の健康増進,そして,住みたい,住んでいてよかったと心から実感できるまちの実現に向け,先進的な取組についても鋭意研究・検討し,挑戦してまいりたいと考えております。

新旧の健康福祉部長です。木村元部長さんは保健師で 今は地元医師会の事務局長で、今後医師会と行政の連携がさらに進みます。

 

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