地域中核病院が地域包括ケア時代を牽引する~近江八幡市立総合医療センター院内研修会~
11月8日(木)18:00~、近江八幡市立総合医療センター内講堂において、当センターの医師、看護師他職員の方々を対象に、「BRIDGE Forum in 近江八幡~超高齢社会における高齢者のトータルケア」(第一三共(株)共催・近江八幡医師会後援)が開催されお招きいただきました。当センターの宮下浩明院長とは、滋賀県のアドバイザーとして活動を始めた当初からのお付き合いで、私の講演内容に大変共感していただいておりました。急性期病院が率先して生活に戻すための医療を牽引していかなければならないとの強い意識を持たれている宮下院長として、現場ではなかなか難しい状況があることを踏まえて、「いずれ我が病院で自分の代弁をして欲しい」との思いがおありでしたので、今回実現することになりました。29年度からは、Patient Flow Managementを行う、入院支援・退院支援・地域連携、患者相談の4部門からなる患者総合支援課を創設され、「入院前から退院支援」の精神で、病院全体で生活に戻すためのチーム医療を推進されています。患者よし、職員よし、そして地域よしの、近江八幡発祥の「三方よし」医療で、病院の変革を推進されています。当地域のヴォーリズ記念病院の100周年記念での講演内容を、急性期病院向けに話して欲しいとの意向でしたので、演題名を『「地域包括ケア時代」地域中核病院が地域を牽引する~元気高齢者の育成支援~』とさせていただき、約60分間ノンストップ講演にお付き合いいただきました。
会場には病院関係の多職種約100名が参加され、終始私の方へ熱い視線を傾けてくれました。当センターは公立であり近江八幡地域の要の病院で、その役割や期待は大変大きいものがあります。地域包括ケアの真意を職員の皆さんが共有して、院内だけでなく地域にアウトリーチをかけ、生活を支えるネットワークの充実を図ることは、当地域の未来を創る原動力となります。院長や看護部長のリーダーシップに心から期待しています。