企業を活性化するために!~丸住製紙:メンタルヘルス研修会~
11月15日(木)15:00~、愛媛県四国中央市の丸住製紙本社ビルにおいて、特に中間管理職(約50名)を対象とした、メンタルヘルスの研修会にうかがってきました。丸住製紙は新聞や雑誌に使用される紙の全国的な製造元で、700名近い職員数を持つ、当地域における中核的な企業です。会社として、昨今の「紙離れ」が今後の会社経営の不安を招き、社員にもストレスを蓄積させている一因かと分析されていますが、メンタルヘルスへの取組みの重要性を強く感じておられることから、当地域の健康管理を担っているHITO病院を通じて、私への依頼があり、今回の研修会につながりました。我が国のメンタル面の現状や、ストレスチェックの活用やメンタルヘルスのセルフケア、高ストレス者を放置せず、職場として支えていくラインケアの在り方、ストレスをうつ病につなげないためさらにうつ病の再発予防のために、「ストレスを活用する考え方」などについて、約90分間お話をして参りました。「皆さん、仕事は生活のためなんて思わないで、やらされずに、やりたいことやってください!!」とエールを送って、私の話を締めくくらせていただきました。
平成27年にストレスチェック制度が導入され、これを契機として、労働衛生コンサルタントを活かした取組みを広げたいと、県内の健診機関と連携して進めて参りました。ストレスチェック自体はそれなりに普及してきた感はありますが、各事業所の安全衛生活動の活発化や、産業医(産業保健師)面談の活用、そしてこのような研修会の開催については、「未だ・・・」の状況であり、「働き方改革」が叫ばれながらも、県内の取組みは発展途上?!といった現状があります。丸住製紙の様な事業所はまだまだ限られておりますが、やる気のある所には積極的に関わって参りたいと思っています。